IPv6アドレスの表記
IPv6アドレスは、128bitあるので、16bitごとに16進数(小文字a~fを使う)にして「:」で区切る。また、ゼロが32bit以上並ぶなら「::」を使って省略できる。
プリフィックスは、末尾にスラッシュとビット数をつけて表記する。たとえば、「fe80::/64」は、64bitのうち先頭16bitがfe80で後続する48bitがすべて0であることを意味する。
また、リンクローカルアドレスは特定のネットワークインターフェース、Windowsではネットワークアダプターと結びついている。計算すれば、どのインターフェースなのかは判断できるが、毎回計算するのも面倒であるため、「%」で区切ってインターフェースを特定する「ゾーンインデックス」をつける。
Windowsでは、数値でネットワークアダプタのインターフェースインデックス(IfIndex)をつける。これは、PowerShellのGet-NetAdapterコマンドで調べることができる(https://ascii.jp/elem/000/004/230/4230865/)。
しかし、Windowsでは、コロンはドライブ文字の区切りである。またURLなどでは、IPv4アドレスに対してポート番号を指定するときに使われていたため、誤解釈の可能性がある。このため、IPv6アドレスを「[」と「]」でくくることができる。
なお、IPv6アドレスは先頭部分を見るだけで判別が可能だ、先頭が「2001」になっているものはグローバルユニキャストアドレスといい、IPv4でインターネット内で使用できるグローバルアドレスと呼ばれていたもの。ここのマシンには、このグローバルユニキャストアドレスが割り当てられる。
すでに各キャリアによるスマートフォンではIPv6アドレスが使われている。一般家庭向けの常時インターネット接続サービスでは、IPoEがベースとなり、さらにIPv6化が進むだろう。

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