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Arrow Lake自作にオススメ!TUF GAMING Z890-PRO WIFIでトレンドの最先端を行くべし

2024年10月25日 00時00分更新

文● ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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より組みやすさをアップさせた「Q-Design」

 もちろん、TUF GAMING Z890-PRO WIFIの魅力はそれだけではない。より組み立てやすさを向上させた「Q-Design」と呼ばれる設計も大きな魅力となっている。

組みやすさをアップさせる複数の設計を、まとめてQ-Designと呼ぶ

 同社のマザーボードは、以前からよりパーツの組み込みや取り外しがしやすい設計を追求していたが、9月末に登場したAMD X870/X870Eのマザーボードや、今回のZ890マザーボードの世代ではより進化したメカニズムが取り入れられている。

 その1つが、SSDヒートシンクの「M.2 Q-Release」だ。前述した大型のM.2ヒートシンクをワンタッチで外せるものであり、ネジやドライバーを使わず簡単にSSDの組み込みができるようになっている。

SSDヒートシンクをワンタッチでで外せるM.2 Q-Release

 これは外す際はもちろん、固定しなおす際にも便利だ。従来のネジで固定するタイプの場合、ヒートシンクの裏に隠れてしまうネジ穴を探して適切な位置に調整しなければならなかったが、このM.2 Q-Releaseなら押してはめ込むだけで固定できる。

 また、ヒートシンクだけでなくM.2 SSD自体を固定するのも簡単だ。以前から、同社のマザーボードはツールレスでSSDを固定できる「M.2 Q-Latch」という機構を採用していたが、これが新しくなり、より使いやすくなっている。

従来のM.2 Q-Latch。回転させることでSSDが溝に挟まり、固定される仕組み

TUF GAMING Z890-PRO WIFIのM.2 Q-Latchは、上から押しこむだけでSSDがカチッとはまり、より簡単になった

SSDを外す時も、ラッチの端を押すだけでSSDのロックが外れる。ストレージを換装する際にもストレスがない

最上段のM.2スロットは形状が違うが、ロックを外す際に押す方向が下から横になるだけで、使い勝手はほどんど変わらない

 また、もう1つ興味深いのが「M.2 Q-Slide」だ。これは、スライドさせることで長さの異なるM.2 SSDを手軽に固定できるというものだ。

スライドさせることでサイズの異なるSSDを固定できるM.2 Q-Slide

 このように、特にM.2スロット周りにおいては、新たな設計が豊富に盛り込まれている。また、ビデオカードを装着するPCIe 5.0 x16スロットに関しては、「PCIe Slot Q-Release Slim」というデザインが採用されている。これは、ビデオカードを外す際にカードを傾けるだけで、簡単にロックが外せるというもの。

 従来ならラッチを押し込んで外す必要があったが、ビデオカードやマザーボードのヒートシンクが大型化してきたことで、指を入れてラッチを押し込むのが困難になった。そこで、こうしたビデオカードの取り外しを容易にする設計が増えてきている。

PCIe 5.0 x16スロットはPCIe Slot Q-Release Slimというデザインを採用しており、わざわざ指でラッチを押さなくても傾けるだけでロックが外せる

 なお、TUF GAMING Z890-PRO WIFIには他にもPCIe 4.0 x16スロット(x4動作)×1、PCIe 4.0 x4スロット×1、PCIe 4.0 x1スロット×2が搭載されており、拡張カードを追加することもできる。

下部のヒートシンクを外した様子。ストレージ用のM.2スロットは、最上段のPCIe 5.0 x4の他にPCIe 4.0 x4が3基で計4基を備えている

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