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「O11D EVO RGB Automobili Lamborghini Edition」のBTOPCについてインタビュー

ランボルギーニコラボのPCケース採用BTOPCが出ただと? よし本物(Revuelto)と並べてみよう

2024年10月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ROG Ryujin III 360に見合ったRyzen 9を採用
人気のRTX 4070 Ti SUPERを組み合わせ

──CPUにRyzen 9 9950Xを採用した理由は何でしょうか?

中嶋氏:従来のモデルですと、まずCPUを何にするかを決めて、そこから適したCPUクーラーを選択しています。ですが、今回は見た目を重視するというコンセプトが前提にありましたので、CPUクーラーはディスプレーが特徴的なASUSさんの簡易水冷タイプの「ROG Ryujin III 360」に決めていました。このROG Ryujin III 360は、簡易水冷クーラーの中でもかなりのハイエンドモデルですので、それに見合ったCPUということで、時期的にも新製品となる「Ryzen 9 9950X」を採用した次第です。

CPUクーラーは簡易水冷タイプのASUS製ROG Ryujin III 360。四角いディスプレーが特徴的だ

ラジエーターは360mmサイズで天板に搭載

──御社でRyzen 9000シリーズの人気はいかがですか?

中嶋氏:順調な出だしですね。Ryzen 9000シリーズの中では最上位モデルのRyzen 9 9950Xと、値頃感の強い「Ryzen 7 9700X」が同率ぐらいの人気で、それから少し離れて「Ryzen 9 9900X」という感じです。依然としてRyzen 7000シリーズも人気が高く、とくに「Ryzen 7 7800X3D」は弊社では上位人気を誇るCPUとなっています。

真重氏:Ryzen 7 7800X3Dのゲーム性能は非常に良好なのですが、ゲームの配信や録画、さらには動画編集を同時に行なうクリエイターの方は、より高いマルチスレッド性能を求める傾向があります。Ryzen 9 9950Xは、コア数とスレッド数が多いため、何かをしながら同時に他の作業をするなど、複数の作業を同時に行なう際にその強みが発揮されるのではないでしょうか。

──メモリー構成が32GB×2ではなく、16GB×4として理由はなんでしょうか?

中嶋氏:今回メモリーモジュールは16GB×4の64GB構成にしています。これは、メモリーモジュールにはヒートスプレッダにLEDが搭載されたG.skillさんの「Trident Z5 RGB DDR5」を採用しているのですが、4本のメモリースロットを全部埋めることで、見た目が煌びやかになるようにしています。

──GPUをGeForce RTX 4070 Ti SUPERにした理由はありますか?

中嶋氏:ビデオカードですが、正直、RTX 4090は考えていなかったです。というのも、RTX 4090がゲームにおいて最高性能を発揮するのは確かですが、高額という点がネックです。そこで、費用対効果を考えてRTX 4080 SUPERかRTX 4070 Ti SUPERのどちらにするかと悩んだ末、弊社でもっとも人気が高いRTX 4070 Ti SUPERをチョイスした形になります。もちろん、BTOには上位モデルや下位モデルも取り揃えておりますので、予算に合わせて変更していただければと思います。

真重氏:今回はRTX 4070 Ti SUPER搭載モデルの中でも、ASUSさんの「ROG Strix GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X OC Edition」をチョイスしています。このビデオカードは、Axial-tech仕様のファンを3基備えたGPUクーラーが特徴的で、性能と品質ともに申し分ない逸品です。

コラボPCケース採用モデルは20万円台~90万円台まで12モデルを用意

全12モデル用意している

──ZEFT R59LAM以外にもO11D EVO RGB Automobili Lamborghini Editionを採用したモデルはあるのですか?

中嶋氏:とくに20万円台のモデルは最小構成になっています。インテル、Ryzen両方で標準のモデルをご用意しておりますので、BTOでのカスタマイズを楽しんでいただければと思います。

真重氏:とくに20万円台のモデルは最小構成になっていますので、BTOでカスタマイズを楽しんでいただければと思います。

──SSDはPCIe 4.0対応モデルを採用していますが、PCIe 5.0に変更できますか?

中嶋氏:PCIe 5.0対応SSDは、弊社で以前テストしたのですが、発熱が多かったので採用を見送っています。ですが、聞くところによると最新世代のマザーボードですと、SSDの発熱を抑え込むような仕組みも登場してきているようなので、PCIe 5.0対応SSDのテストを行なったうえで、近い将来採用したいと考えています。とくに弊社のお客様の中には、SSDのパフォーマンスにこだわる方も多いので、PCIe 5.0対応モデルは喜ばれるのではと思います。

──ZEFT R59LAMをどのような方にオススメしたいですか?

中嶋氏:PCユーザーの中にもランボルギーニに憧れを持っている方も多いと思いますが、とくにレースゲームを好まれる方に購入していただければと思います。このZEFT R59LAMを傍らに置き、ゲーム中でランボルギーニのマシンを操るというのはなかなかおもしろいのではないでしょうか。

真重氏:市場の動向を見てみると、日本ではあまりこのO11D EVO RGB Automobili Lamborghini Editionを扱っているショップさんが多くなく、ましてやBTOモデルとして販売しているのはかなり珍しい存在だと思います。ですので、ランボルギーニが好きな方や、ケースの外見に惹かれた方などに購入していただけるとうれしいですね。

──今後どのようなケースを取り扱いたいですか?または、どのようなケースが出ればおもしろいなと思いますか?

中嶋氏:全部ガラス張りのケースとかあればやってみたいですね。もちろん、強度や輸送時の事故が心配ではあるのですが、何か1つの素材を突き詰めたケースはおもしろいと思います。全部がアルミニウム製というケースはありますが、今回のカーボンファイバーをフルに使ったケースとか、あとは銅なんかも興味を惹かれます。さらに弊社ではピラーレスケースが人気なのですが、完全に閉じた静音ケースも復興してほしいと思っています。現実的な案としてはカラーバリエーションの充実を考えています。現状、黒色と白色しか選択肢がない状態ですが、カラフルな色やガンメタリックのような金属感のある黒色とか、金色や玉虫色のケースとか、さまざまなラインナップを増やしたいと考えています。

真重氏:実際に売れるケースかどうかを考えると難しいのですが、サイドパネルがディスプレーになっているケースが出てきてほしいですね。それこそ、半透明や透明ディスプレーを使用すれば、中も見えるし、スモークにもなります。好みのキャラクターを表示させたり、泳いでいる魚を映せばアクアリウムのような感じにもなります。これは、弊社では無理ですので、ケースメーカーさんとディスプレーメーカーさんがコラボして開発してほしいですね。

素材に特化したケースやサイドパネルに好きな映像を流せるケースが出ればおもしろいと語る中嶋氏と真重氏

──ありがとうございました。

 ZEFT R59LAMはRyzen 9 9950XにRTX 4070 Ti SUPERを組み合わせた、ゲーミングPCとしても十分な性能を持った1台だ。それでいて、ケースのO11D EVO RGB Automobili Lamborghini Editionの外観は、かなり格好がいい仕上がりで、ランボルギーニ好きはもちろんのこと、スタイリッシュなケースがほしいと考えている人にとって、興味を惹かれる1台であることは間違いない。

(提供:セブンアールジャパン)

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