ゲームや仕事でガッツリ使ってみた

ラピトリ、FlashTapありで3万円以下なのスゴイ! 「K70 PRO TKL」はテンキーレスでサイズ感も◎

2024年10月16日 13時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII
提供: CORSAIR

ラピッドトリガーだけじゃない、FlashTapで最強のキャラコンを

 K70 PRO TKLは「MGX Hyperdrive磁気スイッチ」を採用し、ラピッドトリガーを搭載する。打鍵感は銀軸に近い印象で、MGXスイッチには潤滑済みスタビライザーが搭載されていることで、スムーズな入力が可能だ。文字入力時も軽やかで心地よい。

 そして、ラピッドトリガーとは、キーをどれほど押したら反応するかを設定するアクチュエーションポイントと、どれほど離したらOFFになるかを設定することで、より高速なキー入力が可能になるというもの。ざっくりいうと、キーのONとOFFがとても早くなるのだ。

 PCゲームを日本に広めたタイトルの1つであろうライアットゲームズの『VALORANT』や、老舗タクティカルシューター『カウンターストライク』などでは、射撃時にプレイヤーキャラクターの“足を止める”、いわゆるストッピングをする必要があり、そのためには移動を担うWASDをどれほど素早くOFFにできるかが大切となる。ラピッドトリガーはWASDがより素早くOFFになるため、素早く射撃体勢をとれるというわけだ。

 PCゲームを日本に広めたタイトルのひとつであるライアットゲームズの『VALORANT』や、老舗タクティカルシューター『カウンターストライク』などでは、射撃時にプレイヤーキャラクターの“足を止める”、いわゆるストッピングをする必要があり、そのためには移動を担うWASDをどれほど素早くOFFにできるかが大切となる。

 ラピッドトリガーはWASDがより素早くOFFになるため、素早く射撃体勢をとれるというわけだ。

 K70 PRO TKLは0.1mmから4.0mmまでの間で0.1mm単位で調整可能だ(最高精度を実現する推奨範囲は0.4mm~3.6mm)。実際に使ってみると明らかにストッピングが簡単にできる印象を受ける。いうなれば脳とキーボードが直接繋がっているような感覚だ。オンとオフが体感でしっかりとわかるほどなので、使ったことがないユーザーは一度体験してみてほしい。

0.1mmから4.0mmまでの間で0.1mm単位で調整可能

 また、デュアルアクチュエーション機能にも対応する。1つのキーに2つのアクチュエーションポイントを設定することで、2つの機能を割り当ててしまおうというものだ。例えば、浅く押して「歩く」、押し込んで「走る」にそれぞれ設定しておけば、より直感的に操作することができるだろう。コントローラーのスティックをちょっと倒すと歩く、深く倒すと走る、みたいなイメージだ。

 さらに、SOCDの動作を最適化するFlashTapに対応する。これはAキーを押しながらDキーが入力するとDキーの入力が優先され、AキーがOFFになる。高速で左右に動くなどのキャラクターコントロールを補助してくれる機能で、使ってみるとかなり独特の操作感覚となるが、素早い動きで敵を翻弄することが可能だ。

 なお、FlashTapはFn+右Shiftでオンオフを切り替えることができる(キーLEDのライティングでオンオフが判別可能)。

制御ソフト「iCUE」で自分好みにカスタマイズ

 CORSAIRの制御ソフト「iCUE」では、LEDライティング・マクロなどを細かく設定可能だ。特にLEDライティングは業界屈指の自由度を誇り、複数のレイヤーを駆使することで多彩な光り方を作り出すことができる。前述のキー割り当てやマクロなどもこのソフトから可能であり、オンボードプロファイルは最大5個まで保存することができる。

iCUEではさまざまなカスタマイズが可能

 また、K70 PRO TKLはAXONハイパープロセッシングテクノロジーにより、8000Hzのポーリングレートに対応する。これはパソコンとデバイスの情報伝達のスピードを表すものだが、こちらもiCUからカスタムできる(CPU性能に依存するので、ある程度のスペックが必要ではある)。デフォルトでは1000Hzとなっているので、もし高いポーリングレートにこだわるなら確認しておきたい。

USB Type-Cケーブルは着脱可能。持ち運び時に便利だ

 なお、GPUやCPUなどの温度といったハードウェアのステータス確認が可能なほか、メモリーやファンをはじめとしたCORSAIRのPCパーツの制御もiCUEから可能だ。CORSAIRパーツを使用しているユーザーは導入してみると楽しいだろう。

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう