「ホワイトモデル」があるという利点
まず、色について語りたい。ゲーミングデバイスも多様性の時代を迎え、古来のように黒色!無骨!なモデル以外にも、オシャレさを求めるユーザーも増えてきたように思える。その1つの例がホワイトモデルであり、K70 PRO TKLはブラックのほかにホワイトモデルもしっかり用意されている。ホワイトモデルにいたってはグローバル版に先んじて日本国内へ投入されるそうだ。
本体をよく見てみると、トッププレートのアルミニウム製ヘアライン加工が、ケースそのものは純白でポップな印象と上手い具合に同居しており、遊びすぎず、大人すぎずといった良い塩梅で成り立っている。十字キーの上部に配置されたCORSAIRロゴもさりげなくオシャレ。きっと綺麗な部屋に似合うこと間違いない。
テンキーレスモデルながらコンパクトさと機能性を両立
K70 PRO TKLのサイズ感はおよそ幅365×奥行135×高さ39.8mmだ。本体上部には無駄なスペースがほとんどないのもポイントが高い。FPSプレイヤーは、モニターの足周りとの干渉を避けるために、キーボードをななめに置くことも少なくない。
その際に邪魔になりにくいからだ。テンキーレスモデルということで、最低限のキーはほしいけどなるべく小さくしてほしいというわがままに応えてくれている。
キーボードの右上部分には特徴的なコントロールダイヤルおよび、ゲームモードボタン、iCUE Softwareボタンが搭載されている。
くるくると回したり、押したりできるコントロールダイヤルは、ボリュームコントロール(およびプレイポーズ)、バックライトの明るさ調整、横スクロール、縦スクロール、拡大縮小などを割り当てることが可能だ(これらの機能はFnキー+F12で切り替え可能)。
横のiCUEマークボタンはデフォルトではオーディオのポーズボタンとなっている。また、その横にあるゲームモードボタンは、ワンボタンでラピッドトリガーのオン(これはMGX Hyperdrive磁気スイッチ全てが0.1mmの感度で応答するようになる)、Winキーロック、RGBが固定、カスタムハイパーポーリングレートにしてくれる、つまるところゲームするときに押してくださいねというものだ。
この2つは、自由にキー割り当てが可能だ。キーの機能やマウスのボタンほか、マクロ、iCUE以外のソフト起動などを割り当てることでカスタムできる。制御ソフトは常に起動しっぱなしの筆者は、ここにゲームのクリップを録画するマクロを割り当てた(具体的にはGeForce ExperienceのAlt+F10)。とても便利なので、たまに使うけど「ショートカットなんだっけ」となりがちな機能を置いておくのがオススメだ。
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