近年アメリカで大人気の「スマッシュバーガー」を知っていますか？

2024年10月14日 10時30分更新

文●貝塚／ASCII

シェイクシャックの「スモークシャック」

スマッシュバーガーって、どんなバーガー？

　皆さん、スマッシュバーガーってご存知でしょうか？　

　たぶん知っている方も多いかと思うのですが、近年、アメリカでひとつの大きなカテゴリーとして定着しつつあるハンバーガーの様式です。

　その特徴はパティーにあります。スタンダードなハンバーガーは、きれいな円形に成形されたパティーを使いますよね。スマッシュバーガーの場合は、いったん球形に丸めたパティーの“タネ”を、鉄板にぎゅーっと押しつけて（smash）焼きます。こうすることで、肉の香ばしさと表面のカリッとした食感を持つ独特の味わいになるのです。

　歴史的には、2000年代に入ってから、ニューヨークやカリフォルニアを中心に人気が出てきたと言われていて、アメリカではいくつかのチェーンショップも生まれているようです。ただし、調理法としてはずっと昔からアメリカの各地で見られていたそう。なので「昔からあったハンバーガーのスタイルが、ひとつのジャンルとして確立され、比較的近年になって普及した」というのが大きな流れですね。

シェイクシャックは国際フォーラムの1階にも店舗があります

　なんか、お腹が空いているときにハンバーガーの話とか読むと、食べたくなってきませんか？　実は日本でも手軽に食べられる場所があるんです。それは、あのハンバーガーチェーン「シェイクシャック」です。シェイクシャックで出しているハンバーガーも、実はパティーをスマッシュして仕上げているスマッシュバーガーの一種なのです。シェイクシャックのハンバーガーって、独特の香ばしい味がしておいしいですよね。

　都内では、国際フォーラムや新宿サザンテラス、アトレ恵比寿、六本木などに店舗がありますし、関西エリアなら京都四条烏丸、大丸心斎橋などにも店舗があります。

こちらはUMAMI BURGERの「スパイシーハラペーニョバーガー」です

　ほかに、ロサンゼルス発祥の「UMAMI BURGER」でもスマッシュバーガーが楽しめます。こちらは国内だと東京都と神奈川エリアに5店舗と、もう少し店舗数が少ないですが、メニューに「SMASH BURGER」というカテゴリーが設けられていて、トッピングの異なるさまざまな種類のスマッシュバーガーを楽しむことができます。

おいしいハンバーガーをいつまでも食べたいね

　話は変わりますが、シェイクシャックも店舗を構える国際フォーラムで昨日13日から取材している「TOKYO GX ACTION BEGINNING〜知るから始まる脱炭素〜」は、GX＝グリーントランスフォーメーション、すなわち、化石燃料によるエネルギーから、持続可能なクリーンなエネルギーへの転換をテーマにしたイベントです。

　その中に、一部、食べ物をテーマにしたコーナーがあるんです。内容としては、植物原料の代替食材とか、現代のおいしい食材の持続可能な品質維持に関する技術とか、そのあたりですね。近所に足を運ぶ予定がある方は、シェイクシャックを食べて、ついでにイベントにも立ち寄ってみると、面白い発見があるかもしれません。