光コムレーザ技術を駆使した非接触多点振動計「OptoComb MPV」登場
非接触で大規模な振動測定を可能にする新技術
OptoCombは、光コムレーザ技術を使用した非接触式完全同期型多点振動計「OptoComb MPV」を開発し、10月1日より受注を開始した。
OptoComb MPVは、光コム(OptoComb)レーザ技術により、長距離測定をμm精度で実現するため、これまでの振動測定ソリューションで対応が困難だった回転体や大規模構造物に対して多点かつ完全同期の振動測定を可能にするという。光コムレーザの特性を活用することで、測定面全体の変位や振動を正確に捉えることができ、AIによるビッグデータ解析を活用した異常振動や共振点、周波数、モード解析などを行うことができる。
振動計は一括照射ヘッドタイプと自由レイアウトタイプの2種類を提供し、高感度な測定と広範囲照射が可能だ。測定チャンネルは最大52chで、一括での計測が可能である。「OptoComb MPV」は、さまざまなアプリケーションでの活用が想定されており、車両ボディや橋梁、発電機、ディスクブレーキ、ヘリコプターローターなどの振動解析ができるとしている。