GIGABYTE「Z890 AORUS PRO ICE」開封の儀
白すぎて美しいGIGABYTEのZ890マザーボードはメモリーも冷やせて高耐久
これから普及する新世代規格が盛りだくさん
インターフェースは、ビデオカード用PCI Expressスロットと、M.2拡張スロットに、これから普及が進む高速インターフェースのPCI Express 5.0規格に対応している。当然、ビデオカードのロック機構を簡単に外せる「PCIe EZ-Latch Plus」に、面倒なM.2冷却ヒートシンクの着脱と、M.2 SSDのネジ固定の手間を大幅に軽減する「M.2 EZ-Latch Plus」と「M.2 EZ-Latch Click」など、組みやすさにこだわったギミックが備わっている。
M.2拡張スロットは、PCIe5.0対応を1基、いま主流となるPCIe4.0対応を4基と、M.2 SSDの増設に困ることのない拡張性を備えているうえ、すべてヒートシンクで冷却できるなど、高速だが高発熱な最速クラスのM.2 SSDも安心して組み合わせできる。
そのほかネットワークには、新世代の無線通信規格でApple最新スマホ「iPhone 16」にも採用されたWi-Fi 7に対応する無線LANに、有線LANの主流になりつつある2.5ギガビットLANの倍の帯域幅を実現する5ギガビットLANに対応している。さらにUSBインターフェースには、ノートパソコンやコンパクトPCへの搭載が増えているThunderbolt 4/USB4.0ポートを装備と、新世代に相応しいスペックを備えている。
便利、組みやすいギミックが備わっているのも「Z890 AORUS PRO ICE」の魅力。その一例がPCケースのフロントスイッチとマザーボードの配線を楽にする「Gコネクター」や、基板上の電源スイッチや、動作状態を確認できるPOSTコード表示などがそれだ。
動かすのも楽しみな「Z890 AORUS PRO ICE」
LGA1851採用のCore Ultra 200シリーズでもホワイトコーディネートしたPCを組めるGIGABYTE「Z890 AORUS PRO ICE」を外観から眺めてみたが、最新ICEシリーズのホワイト&シルバーカラーデザインに、最新無線LANのWi-Fi 7や、出力端子(DisplayPort Alt Mode)としても使えるThunderbolt 4などといった新世代の機能、そしてPC自作の難易度を下げる組み立てやすさが盛り込まれている。
Core Ultra 200シリーズの動作に加え、新しく追加されたBIOS(UEFI)のグレースケールスキンや、無線LANの最適なアンテナ位置をユーザーが探せる「WIFIコンパス」、DDR5メモリー専用冷却ファン「DDR Wind Blade」の回転数制御など、実動レビューも非常に楽しみの1枚だ。