物語が大きく動くシリーズ最新作!

推しの参戦で幸せ!『界の軌跡』モブの会話チェックを欠かさない“通”の楽しみ方【ゲームプレイレビュー】

2024年10月07日 13時00分更新

文● Zenon/ASCII

久々の参戦となる「閃の軌跡」主人公のリィン。さらなる成長を遂げて帰ってきた

 日本ファルコムより発売中のPlayStation 5/PlayStation 4向けストーリーRPG『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-(エイユウデンセツ カイノキセキ フェアウェル オー ゼムリア)』。価格は8800円(パッケージ/ダウンロード)となる。

 本作は、「軌跡」シリーズの20周年記念作にして、『黎の軌跡』から続くヴァン・アークライドを主人公にした物語の第3弾。

 今回は日本ファルコムよりPS5版のソフトの提供を受けたので、そのプレイレビューをお届けしよう。購入の参考にしてもらえれば幸いだ。なお、序盤のネタバレを含むので留意してもらいたい。

アークライド解決事務所の面々。《裏解決屋》として表と裏の狭間に悩む人々をすくい上げていく大人向けの物語は、本作でも健在!

クエスト時の選択肢によって変動する《L.G.Cアライメント》。真っ当な選択か法スレスレの選択か。『黎の軌跡』時にはLvの到達度によって物語にも変化があったが、本作では?

バトルはアクションとコマンドバトルの二刀流! 手触りの良いバトルシステムは新要素が加わり、さらに爽快に!

敵の動きをスローにする新システム《Z.O.C(ゾック)》が追加。R3ボタン(右スティック)を押し込むと発動する、非常に頼りになる機能だ

●待ってました!「閃」の人気キャラクターがついに参戦

 筆者は「軌跡」シリーズに『閃の軌跡I』から入った。その後『零の軌跡/碧の軌跡』『空の軌跡FC/SC/the 3rd』とプレイし、以降は発売順に『閃の軌跡II/III/IV』『創の軌跡』『黎の軌跡/II』とプレイしてきている(どこかで『那由多の軌跡』もプレイ済み)。

 そんな筆者にとって、本作に「閃の軌跡」シリーズの主人公リィンが参戦するのは、とても嬉しいポイント。やはり「最初に触れた主人公」というのは別格の魅力があるというものだ。

リィン・シュバルツァーの奥義・無自覚たらし発動! やっぱり「お約束」があると安心する

リィンのほか、すでに『黎の軌跡』で参戦していたフィーはもとより、アルティナ、クロウもプレイアブルになるというのだから、もうテンションアガットや!

 さらに物語を進めると、筆者の最推しヒロインであるトワも仲間に加わる。残念ながらサポート専門ではあるが、一緒に戦ってくれるだけで満足です!

トワの「ポラリスシールド」。戦闘中に、HPとEPを回復して、6カウントの間被ダメージを0.3倍にする防御系のシャードコマンドだ。シャードコマンドとは、パーティ全体に効果のある特殊コマンドのこと

 そのほか『創の軌跡』で登場したキャラクターたちも参戦。『空の軌跡 the 3rd』の主人公ケビンとともに、笑いありツッコミありのドラマが描かれる。

前作からスウィンとナーディアは続投、新たにルーファスとラピスが加わってピクニック隊のメンバーが勢ぞろい!

さらにリィンを含めた歴代キャラクターに縁の深い超重要キャラクターも満を持して登場。このシーンで笑わなかった人いる?

 キャラクターは人気どころを集中して投入してきた感がある。「待ってました」というキャラを操作できるので、シリーズファンとして満足度は非常に高い。

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう