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ROG Cetra True Wireless SpeedNova&ROG Carnyxをレビュー

ROGデバイスで通話改革!骨伝導マイク搭載のイヤフォンとハイレゾ録音対応マイクがスゴイ

2024年11月09日 11時00分更新

文● ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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万全のノイズ対策でクリアな音声を収録
ROG Carnyx

 ROGとしてはスタンドマイクの発売は珍しく、2017年に発売した「ROG Strix Magnus」以来、およそ7年ぶりとなる。ROG Strix Magnusはスタジオグレードのレコーディングやストリーマー向けの製品を謳っていたが、今回のROG Carnyxもまた同じ層に向けた製品として登場している。実売価格は3万4000円前後。

 ゲーミング向けの製品らしく内部にLEDを搭載しており、「Aura Sync」によるLEDの同期にも対応している。

カラーは2種類

 カラーはホワイトとブラックの2種類。LEDによるライティングと合わせて個性を演出できるため、デスク周りを配信で映すストリーマーなどにも嬉しいポイントだ。マイク本体を支えるマウントもROGらしいユニークな外観をしており、見た目のインパクトは十分。

 なお、このマウントは張られたワイヤーでマイクを支えるショックマウントになっており、打鍵やマウスクリックなどデスク周りの細かい振動をマイクが拾うのを防いで、音声にノイズが乗らないようになっている。

 また、本製品は独自設計のポップフィルターも搭載しており、ノイズ対策は十全だ。

マウントのみの写真。マイクに支柱などはなく、ワイヤーで固定している

上から見た様子。ワイヤーを張ってマイク本体を吊っている

 ROG Carnyxはカーディオイドの単一指向性マイクであり、1方向からの音声を収録するのに適している。ボイスや歌の収録、あるいはボイスチャットやゲーム実況配信といった用途でも使いやすいタイプだ。

 天面部はタッチパネルとなっており、ミュートボタンとして機能する。席を離れる時や一時的に音を聞かれたくない時に、サクッとミュートにできるのが便利だ。なお、このタッチパネルは長押しでLEDのオン/オフ切り替えもできる。

天面はタッチパネルで、ミュートボタンとして機能する

 他にも、マイクの前方にはダイヤル型のコントロールハブを搭載している。このコントロールハブでは、マイクや接続したモニタリングヘッドフォンの音量を手軽に調整できる。どちらの音量を操作するかはハブの押し込みによって切り替え可能だ。前面に搭載されたインジケーターで、今どちらの音量を操作しているのかを確認できる。

マイク前方のコントロールハブとインジケーター。マイクとヘッドフォンで、音量を調整しているほうのランプがつく。一番右は後述するハイパスフィルターのオン/オフを見分けるランプ

 また、ROG Carnyxには80Hz以下の低周波数をカットする「ハイパスフィルター」という機能が搭載されている。これにより、細かい環境音のようなノイズをカットして音声を届けられるので、よりクリアな声を収録できる。このハイパスフィルターのオン/オフは、コントロールハブの長押しで切り替え可能だ。

 マイクのサンプリングレートは最大192000Hz/24bitとなり、ハイレゾ録音に対応している。内蔵する25mmのコンデンサーカプセルによって、標準より低周波数帯域のパフォーマンスが向上しており、より温かみのある音声を届けられるとのこと。

 接続用のUSB Type-Cポートは本体裏側に配置。また、3.5mmのオーディオジャックも搭載しており、ここにイヤフォンやヘッドフォンを繋ぐことが可能だ。マイクに収録した声をリアルタイムでモニタリングできるため、歌やボイスの収録などで重宝するだろう。

本体裏の下部に、USBとオーディオジャックを搭載する

 なお、ROG CarnyxはASUSのユーティリティーソフト「Armoury Crate」によって各種設定をカスタマイズできる。

 用意されているメニューは、「マイク」「設定」「LEDライト」「ファームウェアの更新」の4つ。マイクタブの“ノイズゲート”では、自動で除去するノイズの音量レベルを調整できる。“パーフェクトボイス”という項目は、音声を明瞭化するテクノロジーのようだ。イコライザーの設定はプリセットが4種類登録されている。

上のタブからメニューを切り替える。こちらはマイクタブのメニュー。イコライザーのプリセットも選択できる

 設定タブのメニューでは、詳細な音声の設定項目が用意されている。音声収録のビット数やサンプリングレートなどもここから設定可能だ。

設定タブのメニュー

収録するbit数、サンプリングレートを選択できる

チャンネルミキサーなどの設定も用意している

 その他、LEDライトタブは本体のLEDライティングの設定、ファームウェアの更新タブについては文字通り、ROG Carnyxのファームウェアをアップデートするメニューとなっている。

LEDの発光パターンもArmoury Crateから設定可能

ROG Carnyxの主なスペック
接続方式 USB 2.0
感度 -37dB±3dB
ドライバー 5mm
周波数レスポンス 20~20000Hz
サンプリングレート 192000Hz/24bit
重量 約634g
付属ケーブル USB Type-A to Type-C(3m)
実売価格 3万4000円前後

快適な通話環境でゲームも仕事も快適に

 仕事でも趣味でも、オンライン上での通話が以前より増えてきているという人は多いだろう。音周りでより快適な環境を用意できれば、仕事の生産性を上げるにも趣味を全力で楽しむにも効果的なはず。

 今回紹介したROG Cetra True Wireless SpeedNovaとROG Carnyxは、そうした通話を快適にする機能が多く搭載されている。Armoury Crateに対応していることで一括で設定を管理できるというのもありがたい。

 オンライン通話をよくする人で、さらに環境を改善したいと思っている人は、ぜひ選択肢として検討してみてはいかがだろうか。

(提供:ASUS JAPAN株式会社)

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