エイターリンク、完全ワイヤレスのエアシリンダ用センサを発表
完全ワイヤレスの新技術で配線の手間をゼロに
米・スタンフォード大学発のスタートアップ企業であるエイターリンクは9月18日、空圧制御機器の世界最大手であるSMCとの共同開発により、完全ワイヤレスで動作するエアシリンダ用センサを発表した。
本センサは、従来の有線接続が必要なセンサとは異なり、配線が不要な完全ワイヤレスセンサとして特にファクトリーオートメーション(FA)業界での利用が期待される製品だ。エイターリンクの独自技術「AirPlug」による空間伝送型ワイヤレス給電と、SMCの無線通信技術を融合することで、これまで実現が困難とされていた完全無線化を実現した。
この技術により、配線工数の削減だけでなく、断線や劣化によるセンサ故障を防ぎ、生産ラインの停止リスクを大幅に軽減するという。また、ロボットや搬送工程などの可動部、さらにケーブル劣化のリスクが高い工程での使用に最適なソリューションを提供する。これにより、メンテナンスコストの削減と生産効率の向上が見込まれる。