FastLabel、新たな「VLM開発用データ 支援サービス」を提供開始

　FastLabelは、9月12日より「VLM開発用データ 支援サービス」を正式に提供開始した。このサービスは、VLM（大規模視覚言語モデル）の開発に必要となる学習データの収集、データセットの販売、アノテーション代行、RAGデータ作成といった複数の支援サービスを含む。

　「VLM開発用データ 支援サービス」の提供を決定した背景には、近年の生成AI技術の急速な発展がある。特に、米OpenAI社の「GPT-4」や米Meta社の「Llama2」などが登場し、VLMの活用が期待されている。しかし、これらのモデルを学習させるためには、多くの質の高い画像データおよびテキストデータが必要となる。FastLabelはこれを解決するため、大規模なデータセットの販売や、それに対するアノテーション代行サービスを提供するとしている。

　このサービスには以下の特徴がある。まず、100万点を超える多様な学習データを提供。これにより、幅広いニーズに対応することが可能だ。また、全てのデータセットは権利クリアな状態で提供されるため、安心して使用できるという。さらに、テキストのアノテーションにおいてはキャプショニングや多肢選択式QAなどの柔軟な対応が可能であり、セキュアなデータ管理も実現した。

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