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PG32UCDP、PG32UCDM、XG27AQDMGをレビュー

妥協をゆるさないゲーマーが選ぶべき、ROGの最新有機ELゲーミングモニター3選

2024年10月02日 10時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトラユージ/ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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26.5型でWQHD、コスパ重視ならコレ
ROG Strix OLED XG27AQDMG

直販価格:10万9620円

 XG27AQDMGは、前述した2機と違い、サイズが26.5型のモデルだ。解像度もWQHD(2560×1440ドット)とほか2機より低めだが、そのぶん価格がほかより手ごろになっている。発売日は10月11日の予定だ。

 コントラスト比は150万:1、視野角が水平と垂直ともに178度確保されている。この辺りのスペックは同様だ。また、OLEDアンチフリッカーを搭載することで、画面のチラつきを抑えることができる点も好印象。

 OSDメニューには、PG32UCDPなどと同じくプリセットのGameVisualが用意されており、その内容も9つと変わらない。OSDメニューにはAI Visualは搭載されていないが、ASUS DisplayWidget Centerから設定することで利用可能となっている。

 また、照準点やタイマー、ストップウォッチ、スナイパー、スナイパー暗視、FPSカウンター、モニター整列といったGamePlusの機能は、XG27AQDMGでも健在だ。さらに、XG27AQDMGもFreeSync Premium Proをサポートしており、GeForceシリーズのビデオカードではG-SYNC Compatibleとして動作する。

ASUS DisplayWidget Centerを使うと、XG27AQDMGでもAI Visualが利用できる

 XG27AQDMGのサイズは605(W)×219(D)×508(H)で、26.5型のモデルとしては一般的。外観は黒一色で落ち着いた雰囲気ながらも、液晶パネル背面のROGロゴが虹色に点灯する点や、スタンドの一部に配された赤色がアクセントとなるデザインはかなり印象的だ。液晶パネルのベゼル幅は約2mmと非常に薄く、非表示領域を含めても7mmほどしかない。そのため、ゲームや動画をフルスクリーンで表示させた時のインパクトはかなりのもの。

背面の様子。本機でもROGのロゴが虹色に点灯する

 そのスタンドは、台形に近い六角形の台座と太さが70mmほどの支柱で構成され、両者はネジ1本で固定する。支柱には穴が設けられているので、そこにケーブルを束ねることも可能だ。台座にはくぼみが設けられており、そこにスマートフォンなどを立て掛けられるようになっている。

台座の両側が少し角ばった独特な形状をしているスタンド。接合部の円状の赤色がいいアクセントになっている

台座に設けられた溝を使って、スマホなどを立てかけておける。写真はイメージ

 画面の角度や高さは、PG32UCDPやPG32UCDMよりも幅広く調整できる。高さは120mmまで、チルトは-5~+20度、スウィーベルは左右45度の範囲でそれぞれ調整可能だ。また、時計回りおよび反時計回りに画面を90度回転させるピボット機能も搭載している。そのほか、100×100mmのVESAマウントにも対応する。

 映像入力端子は、DisplayPort 1.4、HDMI 2.0×2という構成。なお、リフレッシュレート240Hzで利用できるのはDisplayPortでの接続時のみで、HDMI使用時はリフレッシュレートが144Hzまでの対応になる点は注意したい。なお、PIPやPBPは用意されていない。

 そのほか、USB 3.2 Gen.1(Type-A)を2基搭載しており、USBハブ機能も備えている。スピーカーは内蔵していないものの、ヘッドフォン出力端子が設けられている。

背面のインターフェース。USBハブとして利用するためには、USB Type-BをPCのUSBに接続する必要がある

 OSDメニューの動作は、液晶パネル中央の底面に設けられたスティックとその右側のボタンで行う。前述の2機と同様、直感的にアクセスしやすい設計だ。また、OSDメニュー非表示時は、スティックを上側に倒すとGameVisualを、左側でOSDメニューを、右側でGamePlusを、下側でピクセルクリーニングをそれぞれ呼び出すことが可能だ。なお、右側が電源ボタンとなっている。

 電源はACアダプターを使用し、パッケージには定格出力20V6Aの120Wのものが同梱されている。そのほか、USB 3.2 Type-A-Type-B変換ケーブル、DispalyPortケーブル、HDMIケーブルも付属している。

XG27AQDMGの主なスペック
パネル 26.5型WOLED(非光沢)
解像度
(アスペクト比)
2560×1440ドット(16:9)
最大表示色 約10.7億色(10bit)
最大輝度 450cd/m2
HDR時最大輝度 1300cd/m2
コントラスト比 150万:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大240Hz
応答速度 GTG 0.03ms
インターフェース HDMI 2.0×2、DisplayPort 1.4、USB 3.2 Gen.1(Type-A)×2、USB Type-B、オーディオ出力など
チルト -5度~+20度
高さ調節 120mm
スイーベル 左右45度
ピボット 90度
スピーカー -
サイズ/重量 約605(W)×219(D)×508(H)mm/約6.7kg
その他 AMD FreeSync Premium Pro、DisplayHDR 400 True Black、、VESAマウント(100×100mm)

ゲームグラフィックの進化を最大限楽しむなら
映像美にこだわったモニターを

 昨今のゲーミングモニター市場では、リフレッシュレート240Hzクラスのモデルも当たり前になり、価格もかなり安価になってきている。一方で、ますます進化しているゲームの映像美を楽しみたいという人にとっては、リフレッシュレートだけでなく画面サイズや解像度、パネルの表示品質なども重要な指標だ。

 そうした中で、新たに選択肢として加わったのが今回ような有機ELモニターといえる。メリハリの利いた鮮やかな映像や、高い応答速度により動きの速い映像もブレなく描画できるという利点は、映像美にこだわる人には刺さるはず。

 ASUSの有機ELゲーミングモニターは、そんなワンランク上のゲーム環境を目指すゲーマーにオススメしたい。価格は安価とは言えないが、リフレッシュレート/解像度/映像の美しさを高い次元で共存させたこれらの製品は、きっとそれに見合ったゲーム体験を提供してくれることだろう。なお、今回紹介したモニターの一部は「東京ゲームショウ2024」でも展示していた。

(提供:ASUS JAPAN株式会社)

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