Stable Diffusion入門 from Thailand 第21回
画像生成AI「Midjourney」の使い方 待望のWebアプリ版を徹底的に解説します
2024年09月04日 10時00分更新
Aesthetics
次はAesthetic(エステティック)セクションだ。Aestheticとは日本語で「美学」「審美」といった意味を表す言葉。このセクションには3つのスライドバーが用意されており、すべてDiscord版Midjourneyに実装されているパラメーターと対応している。
「Stylization」は「様式化」といった意味を持つ言葉だ。Midjourneyは芸術的な色や構図、形などが生成されるようトレーニングされており、このパラメーターを上げると、より芸術性が高い装飾された画像になる。
逆にこのパラメーターを下げるとプロンプトに書かれたことだけを忠実に生成(Rawモードに近い)するようになる。プロンプトに「--stylize ◯◯」もしくは「--s ◯◯」と加えることでも同等の効果を得られる。
デフォルトの数値は「100」だが、これは「700」に上げてみた画像だ。
「Weirdness」は「奇妙な」「変わった」といったニュアンスの言葉だ。このパラメーターを上げることで「風変わりで型破りな要素を導入し、ユニークで予想外の結果をもたらす」と説明されている。
デフォルト値は「0」、「3000」まで上げることができる。まずは「1200」で試してみよう。なお、プロンプトに「--weird 〇〇」もしくは「--w ◯◯」と加えることでも同様の効果を得られる。
なるほど、かなり「奇妙」な感じの変化が確認できる。
最大値の「3000」で試してみるとこんな具合だ。
3つ目のパラメーターは「Variety」。これはDiscord版では「--chaos」と呼ばれるもので、値が高いほど「より一風変わった予想外の結果や構成が得られる」とのことだ。デフォルトは「0」、最大値は「100」だ。
なお、プロンプトに「--chaos 〇〇」もしくは「--c ◯◯」と加えることでも同様の効果を得られる。
最大値の「100」で試してみると、このようにバラバラな画風の4枚が生成された。発想に行き詰まった時などに試してみる価値があるかもしれない。

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