特許庁が「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム」2024年度の採択VC15社を発表!スタートアップの成長を知財戦略で加速させる
革新的な知財支援でスタートアップを後押し
提供: IP BASE/特許庁
特許庁は「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム(VC-IPAS)」の2024年度採択VC15社を決定した。
本プログラムは、弁理士や弁護士といった知財の専門家をベンチャーキャピタル(VC)に派遣し、スタートアップの知財戦略構築を支援する仕組みだ。技術やアイデアが主な財産であるスタートアップは、知財戦略にリソースを割けないことが多く、これが競争力を落とす原因となっている。派遣された専門家はVCと協働し、知財戦略の構築を通じてスタートアップの競争力を向上させるという。
書類審査、選考委員会を経て、派遣先VCとして採択された15社は以下のとおり(五十音順)。
・アーキタイプベンチャーズ株式会社
・アグリビジネス投資育成株式会社
・株式会社WiL
・SBIインベストメント株式会社
・クオンタムリープベンチャーズ株式会社
・JMTCキャピタル合同会社
・静岡キャピタル株式会社
・スパークル株式会社
・株式会社ディープコア
・株式会社デフタ・キャピタル
・バイオ・サイト・キャピタル株式会社
・株式会社ファストトラックイニシアティブ
・ベータ・ベンチャーキャピタル株式会社
・株式会社みらい創造機構
・ライフタイムベンチャーズ合同会社
これらのVCは、知財専門家の派遣を受けてスタートアップ支援業務における知財の取り扱い知見を深めることが期待されている。
このプログラムを通じて、特許庁はスタートアップの成長を加速させるだけでなく、VCの知財業務運用能力の向上も目指すという。これにより、スタートアップとVCの双方が利益を享受する相乗効果が狙いだ。