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美麗グラフィックスで話題の「黒神話:悟空」はRyzen 7 5700X搭載の18万円PCでも極上画質でプレイできたぞ!

2024年08月24日 13時01分更新

文● 藤田忠 編集●北村/ASCII

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 中国古典小説のひとつとして知られる「西遊記」を題材にしたアクションゲームで、8月20日の発売とともに、瞬く間にSteam同時接続数が220万人を突破し、Steamレビューも「圧倒的に好評」を維持している「黒神話:悟空(Black Myth: Wukong)」。美麗なグラフィックスに、そこそこの難易度、自動的に爽快なアクションに繋げてくれる操作性と、世界のゲーマーが認めるだけある内容となっている。

「黒神話:悟空」は、発売2日目で「圧倒的に好評」となっている

 「斉天大聖(孫悟空)」が再び封じられてから数百年。斉天大聖が復活するという6つの霊宝を集めるために、孫悟空と瓜ふたつの天命人(主人公)が世界を巡ることになる「黒神話:悟空」を、18万円で組めるゲーミングPCでプレイしてみたので、どの程度快適に遊べるのか、フレームレート検証を交えつつレビューしていこう。

チュートリアルを兼ねたオープニングには、斉天大聖(孫悟空)が再び封じられる経緯が語れる

Ryzen 7 5700XとGeForce RTX 4070 SUPERでプレイ

 検証に使用したゲーミングPCは、今コストを抑えたゲーミングPC自作の最適解のひとつと言えるAMD Socket AM4を使用している。CPUには、ゲームプレイに必要十分な性能を備えたRyzen 7 5700Xに、WQHDディスプレーでの高精細ゲーミングを狙えるGeForce RTX 4070 SUPER GDDR6X 12GBを組み合わせ。そのほか32GBメモリーに、1TB 1万円台のPCIe4.0 NVMe SSDといったパーツを組み合わせている。

8コア/16スレッドCPUとなるRyzen 7 5700X。前世代だが、まだまだ現役。価格も2万2000円前後とコスパ優秀

Ryzen 7 5700XとGeForce RTX 4070 SUPERなどを搭載したゲーミングPCを使用

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 5700X」
(8コア/16スレッド、最大4.60GHz)
CPUクーラー サイズ「FUMA3」
(空冷、サイドフロー、120mm×2)
マザーボード MSI「MPG B550 GAMING PLUS」
(AMD B550、ATX)
メモリー G.Skill「F4-3600C16D-32GTZNC 」
(16GB×2、DDR4-3600)
ビデオカード MSI「GeForce RTX 4070 SUPER 12G GAMING X」
(GeForce RTX 4070 SUPER、12GB GDDR6X)
ストレージ Western Digital「WD Blue SN580 NVMe 1TB WDS100T3B0E」
(NVMe M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4)
電源ユニット SuperFlower「LEADEX V PLATINUM PRO 1000W P130X-1000 PRO-WT」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Home」(23H3)

 テストに使ったパーツ構成とは若干異なるが、ほぼ同じスペックのゲーミングPCを、OS別18万円前後でそろえられるのがポイントだ。

18万円で組める! 黒神話:悟空におすすめのパーツ構成
CPU AMD「Ryzen 7 5700X」
(8コア/16スレッド、最大4.60GHz)
2万2600円前後
CPUクーラー DEEPCOOL「AK400」
(空冷、サイドフロー、120mmファン)
3700円前後
マザーボード MSI「MPG B550 GAMING PLUS」
(AMD B550、ATX)
1万2700円前後
メモリー ESSENCORE「KLEVV KD4AGUA80-32N220D」
(、16GB×2、DDR4-3200)
8600円前後
ストレージ Western Digital「WD Blue SN580 NVMe 1TB WDS100T3B0E」
(NVMe M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4 )
1万1800円前後
ビデオカード PNY「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC VCG4070S12DFXPB1-O」
(GeForce RTX 4070 SUPER GDDR6X 12GB)
9万4000円前後
PCケース ZALMAN「P30」(ピラーレスミドルタワー、ATX) 1万1500円前後
電源ユニット MSI「MAG A750GL PCIE5」
(750W、80PLUS GOLD)
1万3000円前後
総額(税込)   17万7900円前後

※価格は8月23日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

Windowsとプレイ解像度には要注意だ

 「黒神話:悟空」をプレイしていくまえに、1点注意点がある。それがプレイ解像度と、Windowsの解像度、「拡大/縮小」の設定になる。「黒神話:悟空」の表示モードは、「仮想フルスクリーン」か「ウィンドウ」になる。ほとんどは「仮想フルスクリーン」を選択すると思うが、ここで注意したいのが4K/WQHDディスプレーを使っているユーザーだ。

 ほかのゲームタイトルでも見られることだが、4K/WQHDディスプレーでゲームプレイ解像度を下げても、Windowsの解像度や「拡大/縮小」の設定に引っ張られ、フレームレートが伸びないことがある。「黒神話:悟空」もそのひとつなのでWindowsとプレイ解像度を合わせるのが吉だ。

 「画質レベル:最高」「サンプリング解像度:100(DLAA)」「スーパー解像度:DLSS」「フレーム生成:ON」といった画質設定で、発売前に公開された公式ベンチマーク(ゲームバージョン 1.0.314649)を実行すると、フレームレートは最大で20fps近くも伸びる結果になった。Windowsの解像度を変更するだけなので、積極的に実行するようにしたい。

単位:fps

4Kディスプレーではプレイ前に、Windows解像度と「拡大/縮小」を設定

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