高解像度&100Hz表示対応でビジネスもゲームもOK! 27型&WQHDが“ちょうどいい” ディスプレー「VA2708-2K-MHD」

文●宮里圭介 編集●ASCII

提供: ビューソニックジャパン

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100Hz表示はゲームで、HDR10は映像鑑賞で活躍

 ゲーム用途を一番の目的として、ディスプレー選びを検討している人も多いだろう。特に、ほんのわずかな差で勝敗が決まるFPSなどでは、どれだけ早く相手を発見し、行動に移せるのかが大事。それだけに、ちょっとした画面の変化をいち早く認識する必要がある。このわずかな差を手助けしてくれるのが、高リフレッシュレートのディスプレーだ。

 リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を書き換えているかというもの。標準クラスのディスプレーは1秒間に60回書き換えているため、60Hzという数値で表される。この数値が高ければ高いほど、より速く新しい情報へと書き換えられるため、ゲームプレイで有利になることがあるわけだ。

 一般的なゲーミングディスプレーでは120Hz以上となっていることが多いため、本機の100Hzというのは数字だけを見ると物足りなく感じるかもしれないが、そんなことはない。60Hzと比べて断然高く、ゲームで十分に役立ってくれるはずだ。

100Hzのリフレッシュレートは、「VALORANT」などのFPS系タイトルで十分に役立つ

 なお、一般的に60Hzというリフレッシュレートは書き換えが目で認識できない速度だが、長時間画面を見ていると、目が疲れやすいと感じる人もいる。周囲の照明の影響もあるのでディスプレーだけのせいとは言えないのだが、この場合、高リフレッシュレートのディスプレーを使うことで改善されることもある。目の疲れなどを感じている人は、高リフレッシュレート表示を試してみるといいだろう。

「ディスプレイの詳細設定」を見ると、100Hz表示に対応しているのがわかる

 もうひとつ、ゲーム用途でうれしいのは、応答速度が1ms(MPRT・オーバードライブ時)と速いこと。応答速度が速ければ残像が減らせるため、よりくっきりとした表示となる。応答速度が速いディスプレーなら、高リフレッシュレートの魅力をより引き出せる。

 また、ゲームだけでなく、映像鑑賞などで活躍してくれるのがHDR10。HDRはHigh Dynamic Rangeの略で、人の目で見た感覚に近い明暗を表現するもの。従来なら白飛びや黒つぶれして見えなかった部分も、表示できるようになる。HDR10はUHD BDなどで採用されている方式で、特に差を感じやすい暗部の表現力が高められている。

明暗の表現力が高められ、自然な印象に近い表示となるHDRに対応

 このようにゲームと映像向きの性能があるものの、内蔵スピーカーは2.5W×2というスペックだ。ビデオ会議の声が聞き取れれば十分とか、ちょっとしたショート動画の鑑賞くらいしか使わないというのであればいいが、音楽や映画鑑賞を楽しみたいのであれば、外付けスピーカーを用意したい。

 ちなみに、外付けスピーカーはUSB接続のものをPC本体に接続して使うのもいいが、これだとゲーム機などをディスプレーにつないだときにそのスピーカーを利用できない。いつも同じスピーカーを使いたい場合は、本機搭載の音声出力(ステレオミニジャック)を使い、アナログ接続で音を鳴らすようにする方法もある。

音声出力(右の端子)を使えば、機器を選ばず外付けスピーカーを利用できる

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