建設業界のDX推進へ。AOSデータ社が新プラットフォーム「IDX.jp」をリリース
建設計画書と契約書の管理を強化する新プラットフォーム
AOSデータ株式会社は8月14日、建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる新たな建設データプラットフォーム「IDX.jp」をリリースしたことを発表した。
IDX.jpは、建設業界が抱える労働力不足、技術革新の遅れ、生産性向上の課題に対処するために開発された。熟練工の技能やノウハウをデジタル化し、若手や外国人労働者の効率的な育成をサポートする。また、IoTやAIを統合し、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで監視・管理することで、現場管理の効率化も図れるという。
特に注目すべきは、BIMデータの共有機能だ。これにより、設計から施工、維持管理までの全プロセスがデジタル化され、生産性が大幅に向上するとのこと。また、品質管理や安全性向上のための各種ツールも搭載しており、施工ミスや労働災害のリスクを低減するとしている。
建設資材の使用状況やコストをリアルタイムで追跡する機能もあり、資材の効率的な調達と使用が可能になる。環境規制に対応するためのデータも一元管理でき、コストと環境負荷のバランスを取るためのサポートも充実している。