このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第36回

iPadのマルチタスク機能をマスターする①

【活用提案】2つのアプリを表示して効率アップ! iPadで使えるマルチタスク「Split View」を使いこなそう

2024年10月16日 13時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 iPadは、マルチタスク機能を使えるのが強みのひとつだ。この機能を活用することで、パソコンのような使い方が可能になる。しかし、このマルチタスク機能をバリバリと使いこなしている人は少ない気がする。

 その理由として、「使い方がよくわからない」という人もいるだろうし、「そんなに使い勝手がよくない」と感じている人もいるかもしれない。でも、実際にiPadでマルチタスク機能を使っていくと、「案外使えるな」という印象を持ってもらえるのではないかと思う。

 そこで今回は、iPadで利用できるマルチタスクの種類と、中でも最も基本となる「Split View」の操作について紹介していこう。

iPadで使えるマルチタスク機能の種類はこれ

 まず、ここで紹介するマルチタスク機能を使えるiPadは次のとおりだ。

・全世代のiPad Pro
・iPad Air 2以降
・iPad(第5世代)以降
・iPad mini 4以降

 このように、ここ数年に発売されたiPadなら、すべてマルチタスク機能が利用可能だ。まずは、このマルチタスク機能について概要をおさらいしておこう。

【Split View】
 iPadの基本となるマルチタスク機能が「Split View」だ。これは、iPadの画面を分割し、2つのアプリを同時に使えるようにするもの。例えば、Webサイトを確認しながら資料を作成したり、メールを見ながらマップで目的地を確認したりといった使い方ができる。

「Split View」は、2つのアプリを並べて利用できる。最も基本的なマルチタスクの使い方だ。

【Slide Over】
 「Slide Over」は、アプリを小さなウィンドウで表示し、ほかのアプリの上に重ねて表示できる機能。画面上の左右のいずれかに配置できるので、ほかのアプリのじゃまにならない場所に移動させられる。また、不要なときは画面外に隠しておき、使いたいときだけ呼び出すといった使い方もできる。

「Slide Over」は、画面上に小さなウィンドウでアプリを表示する。ウィンドウは左右に移動したり、隠したりできる。

【センターウインドウ】
 「センターウインドウ」は、Split Viewで画面を分割しているときに、画面中央に重ねてウィンドウを表示できる機能。例えば、Split Viewで「メール」アプリを開いているとき、メールを作成しようとすると、メール作成画面がセンターウィンドウで表示される。小さな画面で操作するのが難しい場合、自動的に画面中央で表示してくれるのだ。

 ただし、センターウインドウが使えるのは一部のアプリだけ。あまりメジャーではない機能なのだが、知っていると便利に使える。

一部のアプリで使える「センターウインドウ」。「メール」アプリの場合、メールの作成画面は中央にウィンドウで表示される。アプリによって、自動的に表示されるモードだ。

【ピクチャインピクチャ】
 「ピクチャインピクチャ」は、再生している動画の画面を重ねて表示できる機能。例えば、映画を“ながら見”しつつ、別の作業をしたいときに使うと便利だ。また、ビデオ通話をしているときに、通話画面を出しながら別作業をするといった使い方もできる。

「ピクチャインピクチャ」は、動画やビデオ通話などの画面をホーム画面などに重ねて表示できる機能。動画を“ながら見”するのに最適だ。

 このように、iPadでは多種多様なマルチタスク機能が使える。これらの中で、実際によく使うのはSplit ViewとSlide Overになるだろう。今回は、Split Viewについて、使い方を紹介していこう。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中