南海トラフ地震に乗じたデマや詐欺に要注意!
2024年8月8日(木)に発生したマグニチュード7.1の地震が南海トラフ地震の想定震源域だったことを受けて、気象庁は「新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっている」として、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。
1週間程度のあいだは「日頃からの地震への備えを再確認」するなどの対応が必要とされています。SNSでは気象庁をはじめ各省庁・自治体の防災アカウントがさまざまな情報を発信していますが、こうした有益な災害情報の書き込みに対して無意味なリポストを繰り返したり、デマを積極的に流すアカウントが大量発生中です。
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臨時情報が発令された翌日には神奈川県を震源とするマグニチュード5.3の地震が発生したものの、すでに専門家から南海トラフ地震とは関係ないという指摘が報道されています。にもかかわらず、SNSにはデマが流れ続けている状況です。
特にX(Twitter)では広告収益分配を狙って人気のポスト(ツイート)にリポストを繰り返す行為が常態化しており、欲しい情報にたどり着くことは至難です。
地震情報を装った詐欺にも警戒!
このような状況下では、積極的にあなたを罠にハメて金銭を奪おうとする悪意ある人たちも出現しますので警戒してください。
たとえば、いかにも重大な被害が起こったかのような文言と組み合わせてURLが貼られている書き込みには要注意です。ワンクリック詐欺のほか、募金サービスを装った偽Webサイトに飛ばされて、入力したクレジットカード情報を含む個人情報を盗まれる恐れがあります。
また、この機会にECサイトで防災用品や水・保存食などを購入する人もいるかと思いますが、SMSに宅配業者からの不在通知が届いても決してURLをタップしてはいけません。典型的なスミッシング(メッセージングサービスを用いたフィッシング詐欺)の可能性大です。
しばらくは南海トラフ地震への備えとともに、悪意ある人たちの詐欺行為を避ける努力も必要になるでしょう。