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はじめての「青春18きっぷ」使い方やモデルコースを簡単にご紹介【2024年夏】

2024年08月14日 07時00分更新

文● @sumire_kon

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ネットで簡単!18きっぷ旅のプランニング術

●初心者の強い味方!ジョルダンの青春18きっぷ検索

 青春18きっぷの旅は、出発前のプランニングが大切。紙の時刻表しかなかった昔と違い、今はスマホで簡単に旅程を組めるようになった。おすすめは「ジョルダン乗換案内」の「青春18きっぷ検索」だ。

ジョルダン乗換案内「青春18きっぷ」検索の画面

 こちらはその名の通り、青春18きっぷで乗れる列車だけでルート検索するモード。通常の乗換案内と違い、JR以外の路線が候補に挙がることもないため、鉄道に詳しくない人でも手軽に行程を組むことができる。

 途中駅の時刻は列車名(〇〇線□□行き)の部分を選択すれば一覧表示されるので、日付を跨いで乗るときも、どの駅で有効期限が切れるか簡単にチェック可能だ。

途中停車駅の時刻表示の例

この列車は草薙駅で日付が変わることがわかる(赤枠は筆者追加)

●通常運賃との差額もチェック

 青春18きっぷは1枚で5回分使えるので、1回(1日)あたりの金額は2410円。つまり、1日で2410円分以上乗らないと、損をすることになる。

 ジョルダンに限らず、乗換案内サービスではルートと一緒に通常の運賃を表示してくれるので、プランを立てるときはしっかりチェックして、得する行程を組むようにしよう。

乗換案内のスクリーンショット

東京駅〜沼津駅間の通常運賃は2310円なので、1日で往復しないと元がとれない(赤枠は筆者追加)

●乗り換え、食事、休憩の時間は余裕をもって

 青春18きっぷの旅は長時間列車に乗り続けることが多く、遠くに行くほど体力勝負の要素が強くなる。プランを立てる際も、慣れるまでは食事や休憩の時間を多めにとって、体力を回復させるようにしたい。

 特に乗換案内でプランを組む場合、気をつけないと3食抜きで朝から晩まで列車に乗り続けるようなルートを提案されることもある。候補に挙がったルートは一旦紙やメモアプリに書き写すと、食事や休憩の時間がきちんと確保できるか確認しやすい。

途中で昼食がとれないルートの例

途中で昼食がとれないルートの例(赤枠は筆者追加)

 列車の乗り継ぎについても、最初は2〜3本乗り遅れても目的地に辿り着けるくらいの余裕をもっておくのがおすすめ。特に夏場は旅行客の増加や天気の急変で列車が遅れることもよくあるので、1回の乗り継ぎ失敗が致命傷となるようなプランは避けた方が賢明だ。

 安さを活かして少しでも遠くへ行きたくなる気持ちもわかるが、まずは「元がとれれば十分」くらいに考えて、無理のないプランを組むことから始めてみよう。

●あえて別料金で特急や新幹線に乗るのもアリ

 青春18きっぷで旅をすると、列車の本数や接続の関係で、短時間での乗り継ぎを強いられたり、逆に2時間以上待たされたりする箇所も出てくる。こうした難易度の高い区間はあえて別料金を支払い、特急や新幹線で通り抜けるのも1つの方法だ(俗称「ワープ」)。

 例えば東京から新潟へ向かう場合、群馬と新潟の県境を越える在来線の列車は1日わずか数本。国境の長いトンネルを抜けるには、限られた列車にあわせて行程を組むか、長時間の乗り換え待ちを覚悟しなければならない。一方、並走する上越新幹線は最低でも毎時1本は列車があるので、県境越えの区間のみ新幹線に迂回すれば在来線より効率よく進める。

 出費も考えると多用すべきではないが、ここぞというときの裏技として覚えておくと便利だ。

■「青春18きっぷ」旅のプランニング術のまとめ

・ジョルダンの「青春18きっぷ」検索ならプランニングも簡単
・元がとれる距離を乗っているか確認する
・食事や休憩、乗り継ぎ時間に十分過ぎるくらいの余裕をもつ
・本数の少ない区間は特急や新幹線の利用も検討する

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