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超高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーって体感できるの?

500Hzの液晶はどれ?144~500Hzの中からVALORANTのプロに見極めてもらった

文●ジサトラユージ/ASCII 編集● ASCII

提供: 株式会社JAPANNEXT

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 ゲーミングディスプレーにおいて特に重要視されるリフレッシュレート。FPSやTPSなどの競技系ゲームをプレイしているゲーマーには、その重要性が広く認知されるようになっており、メーカー間の“リフレッシュレート戦争”は熾烈になってきている。

 とはいえ、実際に超高リフレッシュレートのディスプレーを使用したところで、その効果を体感できるのか? と言われると無条件にイエスとは答えにくい。

 以前ASCII.jpでは、リフレッシュレート別のゲーミングディスプレーを用意し、それを編集部員2人が判別できるかのテストをしてみた。(関連記事:高リフレッシュレートはどっち?360Hzと144Hzのディスプレーで違いが分かるのか試す)その際は、アスキーゲーム部+のエースであるヤヒロと、ジサトラの新人のヒロムに、リフレッシュレート360Hzのディスプレーと144Hzのディスプレーで映像を見比べてもらった。

 記事を制作した当時の、ゲーミングディスプレーとしては最低限のラインといえる144Hzと、最高クラスの360Hzでの比較。FPSゲームに慣れているヤヒロはしっかりと判別できた一方、FPSゲームはそこそこなヒロムに関しては、残念ながら判別できず……という結果になった。

ならば、プロの目で判別できるか試してみては

 一般のディスプレーではリフレッシュレート60Hz程度のディスプレーが多いので、それと比べると144Hz以上のモデルは効果を体感できるという声は多い。だが、240Hz、360Hzと高くなってくるにつれ、その効果を感じられるかは個人差がある。

 以前の記事はあくまで編集部員の検証だったが、これを一般ゲーマーの感覚とした場合、正誤は五分という結果になった。

 そうした中で、JAPANNEXTから新たに登場したゲーミングディスプレー「X-500(JN-IPS24X500FR-H-C6)」は、なんとリフレッシュレート最大500Hzに対応するモデルときた。(関連記事:500Hzディスプレーの実力を14900KF&RTX 4090搭載PCで絞り出す! 合計約80万円でロマンを追求

リフレッシュレート500Hzの24.5型フルHD液晶ディスプレー「X-500」(型番:JN-IPS24X500FR-H-C6)。直販価格は8万8800円

 しかし、実際ここまで高いリフレッシュレートとなると、人の目でしっかり判別できるのだろうか。特に、360Hzのようなすでにかなり高いリフレッシュレートを誇るモデルと比べたら、違いがわからないのでは? といった疑問を持つ人もいるはずだ。

 正直、筆者も判別できるのか自信はない……といった話をJAPANNEXTとしたところ、こんな言葉が返ってきた。

JAPANNEXT「じゃあ、プロの人に見てもらって判別できるか試してみましょうか!」

 JAPANNEXTは、複数のeスポーツチームやeスポーツ施設とスポンサーシップ契約を結んでいる。アスキーでも何度かeスポーツチーム関連の取材をしたことがあるが、それは一部で他にも契約を結んでいるチームはある。

同社のHPで公開されているスポンサーシップ契約済みのチーム・施設。北は北海道から南は鹿児島まで、各地に点在している

 そこで、同社がスポンサーシップ契約をしているチームからプロゲーマーをお招きし、リフレッシュレートの異なるディスプレーを見極められるのか試してみようということだ。

 しかし、万が一プロにも見極められなかったらと考えると、いよいよ超高リフレッシュレートディスプレーの必要性が疑われる。一旦はその企画を保留にして、もし協力してくださるチームがあればくらいの話になったのだが……しばらくして、JAPANNEXTから連絡が。

JAPANNEXT「アスキーさん、協力してくれるチーム見つかりましたよ!」

 本当に協力してくれる方がいるとは……ならばもう、やるしかない! ということで、早速アスキーで場をセッティングした。

Soleil Gaming「K1llgrave」さんに
JAPANNEXTのディスプレー4台を見比べてもらう

 今回、企画に協力していただくことになったのは、eスポーツチーム「Soleil Gaming」の副代表であり、『VALORANT』部門のコーチを務める「K1llgrave(キルグレイブ)」さん。現在は選手という立場ではないが、昨年12月まではVALORANTのプロ選手として活躍していた正真正銘のトップゲーマーだ。

 そんなK1llgraveさんの前に置かれた、JAPANNEXTのディスプレー4台。それぞれ、リフレッシュレートが500Hz、360Hz、240Hz、144Hzのディスプレーとなる。今回はこれら4製品を、ゲームをプレイした際の感覚だけでどれがどのリフレッシュレートの製品かを当ててもらう、という形だ。

Soleil GamingのK1llgraveさん。使い慣れたデバイスを持参してもらい、準備は万端

●使用製品
X-500(JN-IPS24X500FR-H-C6):500Hz
X-360(JN-IPS245FHDR360):360Hz
JN-i245G240FHDR-HP:240Hz
JN-238Gi144FR:144Hz

検証PCはサイコムのハイエンドゲーミングPC「G-Master Hydro Z790 Extreme/D5」を使用。Core i9-14900KF、GeForce RTX 4090を搭載し、VALORANTもゲーム中でしっかり500fps台が出せるモデル

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