視覚障がい者向けナビデバイス「あしらせ」の新モデルが登場、高精度GNSS搭載でさらに進化
視覚障がい者の歩行をサポートする高機能ナビデバイス「あしらせ」
視覚障がい者の歩行をサポートするナビゲーションデバイス「あしらせ」の新モデルが、株式会社Ashiraseより2024年8月1日に発表された。この製品は同年10月1日以降発送予定で、価格は本体が54,000円(非課税)、アプリの基本利用料金が月額550円(税込)、年額6,000円(税込)となる。購入はAshirase公式Webサイトから可能で、9月30日までの先行予約特典も用意されている。
あしらせの新モデルは、スマートフォン標準のセンサーに加え、デバイス搭載のセンサー(磁気、IMU、GNSS)による高精度なユーザー位置・方位推定が特徴だ。また、先行販売モデルから15%小型化し、装着時の違和感を軽減した設計となる。ユニセックスなデザインに変更し、より多くのユーザーへの対応を目指すとしている。
加えて、ユーザーの歩行位置を自動運転技術を応用した「ユーザー歩行位置推定技術」で高精度に捉え、視覚障がい者が歩きやすいルートを提案するアルゴリズムを搭載する。また、足元からの振動で目的地までの案内を行い、手や耳が自由なままで歩行をサポートする機能も持つ。
その他にも、自分のお気に入りルートを記録する「マイルート機能」、横断歩道や交差点を音声で案内する「道路構造・周辺施設通知機能」、AIを活用した「AIおすすめスポット検索」や「AI画像認識」といった多様な機能も充実している。