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さくらインターネットが前倒しでGPU整備の計画を達成

2000基のNVIDIA H100、石狩データセンターに整備完了!

2024年08月01日 17時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII

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 さくらインターネットは、2024年8月1日、同社の石狩データセンターにおいて「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」を約2000基整備する計画が完了したことを発表した。これにより、同社の生成AI向けクラウドサービス「高火力」は、計算能力2.0EFLOPS(エクサフロップス)を達成した。

石狩データセンターにおける「NVIDIA H100 Tensor コア GPU」(さくらインターネット提供)

 同社は2023年6月に発表したGPU調達計画は、経済産業省から経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画に関する認定を受けた。当初は2025年3月末までの完了を予定していたが、多くの引き合いがあり予定よりも前倒し整備を進め、2016基のNVIDIA H100 Tensor コア GPUを整備完了にこぎつけた。2024年4月15日に認定された計画では、2027年12月末まで約8000基を調達する見込み。計算能力は16.9EFLOPSになる予定。

 さくらインターネットは2016年からGPUリソースサービスを提供しており、2024年1月から「高火力」ブランドの第1弾としてベアメタルシリーズ「高火力 PHY」を、2024年6月から第2弾としてコンテナーシリーズ「高火力 DOK」を提供している。今後「高火力」では時間単位で貸し出しができ、柔軟性が高いクラウドシリーズの提供などを行なう予定となっている。

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