「教育用AIフィードバック with KanameEngine」を無料公開:東京学芸大学と共同開発
教育現場でのAI活用が加速
株式会社カナメプロジェクトは、東京学芸大学と共同で開発した「教育用AIフィードバック with KanameEngine」を2024年7月30日にリリースした。このシステムは、自動でレポートのフィードバックを提供するもので、教育現場での広範な活用が期待されている。
この新しいシステムの特徴は、自動でレポートのフィードバックを提供する点にある。特に大人数のクラスで教員の対応が物理的に困難となる状況でも、AIを活用することで一人ひとりに対するフィードバックが可能となる。本システムはGoogle スプレッドシートを利用して簡単にレポート内容を入力し、フィードバックを生成する仕組みだ。
さらに、「GPT-4o」と「Command-R+」の2つのAIモデルから選択可能で、非商用の無料オプションも提供している。このため、教育現場のニーズに応じて柔軟に対応できるようになっている。
システムの無料公開に伴い、次のステップとして社会人向けの研修などへの活用も推進される予定だ。試験導入された「教育のためのデータサイエンス」授業では、フィードバックの質が高評価され、今後のさらなる利用拡大が期待される。