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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第351回

ポチらざるを得ませんでした

ミリタリーテイスト満点の「蚊取り線香」ホルダー、こんなモノまでタクティカル!

2024年08月03日 07時00分更新

文● むきみ(@TK6506) 編集● こーのス

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 夏といえば皆さんはどんなものが思い浮かびます? 自分の場合は子どものころの夏。花火に浴衣、盆踊り、プール、海、向日葵、入道雲、スイカ、かき氷、扇風機の風、風鈴の音、蝉の声。そして一日中焚かれている蚊取り線香の匂い。

●夏の楽しい思い出と蚊取り線香

 カブスカウトで行った八ヶ岳合宿も思い出のひとつです。カブスカウトはボーイスカウトの小学生版で、空き缶とロウソクで自作したカンテラを持って細い山道を歩くっていう肝試しがあったんですよね。6、7名の班に分かれて、各班1名は蚊取り線香も持って。

 あれは夜間歩行訓練も兼ねてたのかな。小さな山を2つ使った割と大規模なもので、道の途中にリアルお墓や朽ち果てた小屋、放置された古いバスがあったり、人影のようなモノが見えたりしたのがめちゃくちゃ怖くて、その様子は今でも鮮明に覚えています。

 ゴールした僕らが、「こんなのあったよね!」「あれ見た!?」って大興奮で騒いでいたあたり、コースを設定した企画者はしてやったりといったところだったでしょう。しかも人影に驚いてくれるという想定外のおまけ付きですからね。

 あとで聞いたら、別に脅かそうとしたわけではなく、道を間違えないように要所要所に立っていた隊員のお父さん達だったらしいです。僕らも怖かったけど、真っ暗な山中でぼっちだったお父さん達が一番怖かったでしょうね(笑)。

●嫌なこともありました

 あまり愉快ではない記憶もあります。ひとつは夏期講習。中学受験をしようとしていたこともあって、6年生の時に合宿に行かされたんですよ。その宿泊先がなんとカブスカウトの合宿と同じ施設。

 おかげで楽しかった前年の記憶が半分上書きされてしまいました。肝試しはハッキリ覚えているのに、宿泊施設内はカブスカウトの思い出が全くなく、勉強している時の静まり返った広間と、床にポツンと置かれていた蚊取り線香ぐらいしか覚えてないっていう。

 屋外プールの水泳教室も嫌だったなぁ。日中は普通にレジャー施設として営業していたので、教室が始まるのは営業時間終了後。日が落ちると水面が真っ黒で怖いし、夏といえども夜に水に浸かっていると寒いしで、そもそも泳ぎが得意な方ではなかったからそれはもう辛くて辛くて。

 土砂降りの中でも泳がされましたし。水面に上がると背中にビシビシと冷たい雨粒が当たったりするから、その時だけは水中の方がマシでした。辛い。

 晩ご飯は薄暗いプールサイドでお弁当です。それだけはちょっとほっとしたかな。植え込みに蚊がいるから蚊取り線香を炊き、その煙の中、魔法瓶の温かい番茶を飲みながらアルミホイルに包まれた手作りおにぎりをもぐもぐしていた覚えがあります。

思い出とともにある蚊取り線香

●ミリタリーな蚊取り線香ケースを発見!

 こうして思い返してみると、思い出の中にやたらと蚊取り線香が出てきます。でも、子どものころは家にいてもどこに行ってもあんなに活躍していたのに、最近はすっかり使わなくなってしまいました。この十数年は全く使ってないんじゃないかなぁ。昔の家にくらべて密閉度が格段に上がってるせいか、家の中で蚊を見かけることがほとんどなくなったんですよね。ごくたまに玄関からの出入りの時に入ってくるぐらいで。

 でも、外は別。ハンヴィーをいじったりしてるとあっという間に刺されます

 そういう時はやっぱり蚊取り線香が欲しい。手足には虫除けスプレーを吹き付けたりしてるんですけど、目の周囲などの塗れない部分や塗り損ねた部分があると耳なし芳一ばりに刺されたりするので、殺虫と虫除けをダブルで使いたいところです。

 今時なら電池式がいいのかなー、でもやっぱりあの煙と匂いがいいんだよなーなんて思いながら蚊取り器を検索していたら、めっちゃ俺得デザインの品があるじゃないですか。超ミリタリーテイストな蚊取り線香ケースです。そりゃもうポチるしかありません。

こんなの見つけちゃったらポチらざるを得ませんよね

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