次世代RAPID IPSパネル搭載でゲームも仕事もクリエイティブも快適

応答速度が2倍になってヌルりとした映像で勝ち確定、ゲーミングディスプレー「MPG 274URF QD」レビュー

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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HDMI 2.1端子を搭載しPS5のVRRにも対応

PIP/PBPにも対応。ゲーム画面を小さく表示して、ながらゲームも楽しめる

 実際にデスクへ設置して使ってみた。モニターの横幅は614mmで、800mm幅のデスクなら余裕を持って設置可能。27インチクラスでの4K解像度はWindowsのスケール的には若干オーバースペックだが、そのぶん精細感が高まるうえ、作業領域も広くなる。ゲームだけでなく、仕事やクリエイティブな作業にも使い勝手の良いサイズだ。

左右30°のスイベル機能

-5°~20°のチルド機能

高さ調整は最大130mm

左右90°のピボット機能も搭載。縦型ディスプレーとしても活用できる

 電源は120WのACアダプターで若干大きめなため、配線をどうするか悩ましいが、調整機構は豊富なので設置場所で困ることはないはずだ。

 Blur Bustersのサイトで残像感のチェックをしてみたが、目で見た感じではほぼゼロ。カメラでの撮影でも従来のRAPID IPSパネルよりブレ感の少ないものになっている。こうした残像感のなさは、ゲームでの見やすさはもちろんだが、Webサイトを見たり、クリエイティブ作業で拡大縮小して移動したりというとき、見やすくて目も疲れずに済む。流れるテロップを見れば残像感のあるなしの違いは歴然で、ゲーミングに限らず一般的な使い方をするディスプレーも応答速度にこだわった製品を選ぶべきだ。

「Blur Busters」のサイトにあるテスト。写真だとブレいている部分もあるが、目ではほぼ残像を感じない

 PS5へも接続してみたが、4K出力、120Hz駆動、HDR対応はもちろん、HDMI 2.1のVRR(可変リフレッシュレート)にも対応していて、カクつきが抑えられる。現状4K対応のゲームはほとんどないので、HDMI 2.1対応はこのVRRへの対応が大きい。PS5といった次世代ゲーム機と合わせてディスプレーを購入するなら、HDMI 2.1対応モデルを選びたい。

PS5のディスプレー出力テストの結果。VRRも対応

 発色の面でもよく、クリエイティブな作業にも向いている。4K解像度で作業領域も広く、ディスプレーを複数枚並べずとも楽に作業をこなせる。ゲーミングだけでなくプライベートで写真編集や動画制作などクリエイティブな作業をする人も多いと思うので、そういったニーズにもピッタリハマりそうだ。

写真の色調補正は、正しい色味でないと難しい。作業領域も広いので作業しやすかった

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