PS5やXbox Series Xにもオススメな「ROG Strix XG27UCS」
今どきのゲーミング環境は4K&160Hz駆動!? ASUSの27型ディスプレーがちょうど良さそう
2024年07月24日 10時00分更新
ゲーミングPCやコンシューマーゲーム機のスペックが向上するにつれて、ゲームプレイ時の解像度やフレームレートが向上する。この流れは最近の話ではないが、とりわけ昨今はゲームグラフィックの進化も凄まじく、eスポーツにおけるフレームレートの重要性も認知されたことで、より高解像度/高フレームレートでゲームを楽しみたいという声は大きくなった。
それに伴い、PCやコンシューマー機の出力した映像を実際に我々の目に届けるゲーミングディスプレーも、高いスペックが求められるようになった。ディスプレーメーカー間でも熾烈なスペック競争が繰り広げられており、ゲーマーのニーズに合わせた製品が日々登場している。
ASUSもまた、そうしたゲーミングディスプレー市場において存在感を発揮しているメーカーの一つだ。ラインアップも多く、有機ELモデルやウルトラワイドモデルなども取り揃えている。
2024年2月には、リフレッシュレートが業界最高クラスとなる「ROG Swift Pro PG248QP」を発売した。本機はオーバークロック機能を使えばリフレッシュレートが最大540Hzに達し、応答速度も最大0.2msと非常に高速。市場にあるゲーミングディスプレーは、高くてもリフレッシュレートが最大360Hzまで、応答速度が最大1msまでといったものが多いので、そのスペックの高さは驚きだ。
さらには、NVIDIAのモーションブラー低減機能「NVIDIA G-SYNC Ultra Low Motion Blur 2」(ULMB 2)に対応するなど、ゲーミング用途におけるポテンシャルは極めて高いものだった。(本機のレビュー記事はこちら:リフレッシュレート540Hzって見極められる!? 最高峰のeスポーツ液晶の力を体感)
そんなASUSから、7月19日に新たなゲーミングディスプレーが発売された。今回はその新製品「ROG Strix XG27UCS」について紹介していきたい。
解像度とリフレッシュレートを両立したスペック
ROG Strix XG27UCSは、27型4K(3840×2160ドット)でリフレッシュレートが最大160Hzのゲーミングディスプレーだ。市場想定価格は8万9820円となる。
一般的には、リフレッシュレート144Hz以上のディスプレーがゲーミングディスプレーと呼ばれることが多い。ただ、解像度についてはリフレッシュレートほどこだわる人は多くない印象だ。
前述したROG Swift Pro PG248QPなどは、リフレッシュレートに特化した製品だったが、今回の製品は映像の美しさとリフレッシュレートの両立をコンセプトとしたモデルといえるだろう。
本機の画面サイズは27型。日本では、少し前だと24型ほどのサイズが主流だったが、近年はそれより一回り大きい27型の製品が増えており、価格も手ごろになってきている。
画面サイズが大きいほうが高い解像度の恩恵を感じやすいが、あまり大きいと取り回しも悪く、設置場所に困る。さらにゲームにおいては、画面サイズが大きすぎるとUI全体を視界に収めるのが難しくなり、状況確認がしにくくなる。27型というサイズは、その辺りがちょうどいい塩梅になるサイズだ。