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AI献立の「おいしい健康」が生活習慣病管理DX「Kakaris」をリリース

 おいしい健康は6月10日、令和6年度診療報酬改定に対応した医療機関向けSaaS「Kakaris(カカリス)」を提供開始した。

 本サービスでは、療養計画書業務を自動化するのみならず、患者への問診や個別化した生活指導までを一貫して手間なく実現できる点が特徴。また、同社がこれまで開発した管理栄養士レシピ1万品以上を自由に利用できる。

 Kakarisは、「患者一人ひとりのニーズに寄り添った、あるべき療養管理を効率的に実現する」ことをコンセプトとして、生活習慣病管理料に伴う療養計画書の作成・管理業務を簡易化するほか、「患者満足の向上・アウトカム支援」「医療DXへの適応」「人手不足を見据えた業務標準化(BPR)」など、医療機関経営向けのソリューション機能を提供する。

Kakarisで提供可能なコンテンツのイメージ

 本サービスは、2ステップで患者一人ひとりに合った療養計画書や生活指導資材を作成できる。また、療養管理業務を標準化し、一元管理で非属人的なオペレーションを実現し、人手不足への対策も可能だとする。さらに、電子サインによるペーパーレス化、患者の生活サマリーレポートを自動作成する機能に加えて、1万品以上の管理栄養士レシピなどのコンテンツを備える。

 3月に通知された令和6年度診療報酬改定(厚生労働省)で、生活習慣病管理に係る業務が大幅に増えることが予測されるという。本サービスにより、医療機関の負担軽減や質の高い疾病管理を支援する。

 今後、同社のAI献立提案・栄養管理アプリ「おいしい健康」と連携し、療養管理・患者支援の高度化や多職種連携、さまざまな疾患への対応を実現し、医療機関、患者、保険制度の三者にとってメリットあるソリューションを目指すとしている。

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