お手ごろ価格の“AI PC”、ASUS「Zenbook 14 OLED UX3405MA」は美しさ・軽さ・駆動時間を追及した優れモノだ!

文●山口優 編集●ハイサイ比嘉

提供: ASUS

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100%DCI-P3サポート! 色再現性が高く視認しやすい14型OLED(有機EL)ディスプレー

 ディスプレーの画面サイズは14インチで、アスペクト比16:10のOLED(有機EL)が採用されている。一般的なアスペクト比16:9のディスプレーに比べて縦に広いため、Webページを表示した際もその分スクロールが少なくてすむ。文書作成の際も一度により多くの情報を表示できるおかげで、仕事の効率を上げやすい。

今回試したモデルは、画面サイズが14インチ、解像度が2880×1800ドット、100%DCI-P3のOLEDを採用していた

 コンパクトな本体にこのサイズのディスプレーを搭載できたのは、画面周囲の枠(ベゼル)が細い狭額縁デザインを採用しているから。画面占有率は約87%にのぼり、作業中はベゼルの存在が気にならない。紙の資料を画面横に置き、それを参考にしながら文書を作成するようなときも、視線の移動がベゼルでさえぎられないため作業しやすく感じた。

狭額縁デザインを採用しており、ベゼルの存在が気にならない

 画面上で再現できる色の範囲(色域)はデジタルシネマ向けの規格であるDCI-P3比で100%、一般的なコンピューターの国際標準規格sRGB比で133%となっている。メーカーによれば、工場出荷時にキャリブレーションを実施しており、「ΔE<1」というプロクオリティの色精度を実現しているという。実際、色の正確さは非常に高く、一般的なノートPCのディスプレーでは近似色に置き換えられてしまう再現の難しい色も本来の色味そのままに表示された。色再現性が国際標準色のPANTONEカラー準拠を示す認証も取得しており、画面の色を信頼して作業できるのは大きなメリット。繊細な色を扱うことの多い写真編集や動画編集などのクリエイティブ用途では活躍してくれそうだ。

 画面解像度とリフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える頻度)はモデルによって異なり、「UX3405MA-U5165W」が1920×1200ドット(60Hz)、「UX3405MA-U9321W/U7161WS/U7161W」が2880×1800ドット (120Hz)となっている。今回試した「UX3405MA-U7161W」は2880×1800ドット(120Hz)で画素密度が高く、ひとつひとつのドットが肉眼で判別できないほど高精細だった。そのため写真のディテールが確認しやすく、ヘアラインのような細い線もシャープに表示されるため、写真編集やイラスト制作などのクリエイティブ作業がしやすかった。高リフレッシュレートの場合マウスポインターを動かしたときやスクロールしたときの残像感が少なくなめらかなため、目が疲れにくいのも好印象だ。

今回試したモデルはリフレッシュレートが最大120Hzで、ページのスクロールやマウスポインターの動きが見やすかった。ゲームもヌルヌルの滑らかな映像でプレイできるはずだ

 ディスプレーの輝度は最大600nitと明るく、コントラスト比は100万:1を実現している。黒の締まりがよく、漆黒を表現できるのはOLEDならでは。もちろんHDRに対応しており、VESA True Black 500/600認証も取得済み。実際にHDRに対応した動画を再生してみると、その場にいるようなリアルさや生々しさを味わうことができた。動画サブスクのHDRコンテンツもより快適に楽しめるはずだ。

 このほか、ドイツのテュフ・ラインランドの認証も取得しており、ブルーライトやフリッカーの少ない目に優しい表示が可能。仕事などで長時間画面を見続けることが多い人にはうれしいポイントといえる。

 なお、ディスプレーの上部にはWindows Helloの顔認証にも対応した物理シャッター付きの「ASUS AiSenseカメラ」が内蔵されている。同カメラはインテル® AI Boostをサポートしており、撮影時にAIでリアルタイムにエフェクトを施す「Windowsスタジオ効果」を利用可能。被写体の背景を自動検出してリアルタイムでぼかしてくれたり、被写体が動き回っても自動でフレーム内に収まるよう調整してくれる。ほかにもAIで環境ノイズを低減してクリアな音声にできる双方向のAIノイズキャンセリングなども利用でき、オンライン会議やビデオ通話時には便利に使えそうだ。

ディスプレー上部には「ASUS AiSenseカメラ」が搭載されている。画素数は207万画素で、Windows Helloの顔認証に対応した赤外線カメラを内蔵する。物理シャッターが搭載されており、意図しない写り込みを防止できる

「Windowsスタジオ効果」の画面。被写体の背景をぼかしたり、目線を補正したり、フレーミングを自動で補正してくれるなど、オンライン会議やビデオ通話時に役立つ機能が搭載されている

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