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「小説家になろう」など一時サービス停止 DDoS攻撃相次ぐ

2024年06月18日 13時30分更新

文● @sumire_kon

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 6月14日から6月17日にかけて、小説投稿サービス「小説家になろう」「ハーメルン」がDDoS攻撃を受け、一時サービスが利用しづらくなる状況となった。

日本の小説投稿サイトをねらって攻撃か

 被害を受けたのはいずれも一般ユーザーが自作の小説を公開できるサイトで、投稿作品が商業出版やアニメ化に至った例も少なくない。アマチュア小説家にとっては登竜門の側面ももつサービスだ。

 もっとも早く攻撃を受けた「小説家になろう」は、6月14日よりDDoS攻撃とみられる異常なアクセスが断続的に発生。一時的にサービスが停止する事態に追い込まれた。その後、6月17日夜に緊急メンテナンスを実施し、以降は正常にアクセスできるようになっている。

 6月16日17時17分、「ハーメルン」もDDoS攻撃の対象となり、翌6月17日未明に一部機能を休止した状態で仮復旧した。ハーメルンに対する攻撃は仮復旧後も継続しており、6月18日12時現在、同サイトは日本国外からのアクセスを一部遮断する措置をとっている。

 6月18日12時現在、攻撃者や目的はわかっていない。

DDoS攻撃とは

 Denial of Service attack(サービス拒否攻撃)の略称で、攻撃対象のサイトやサーバーへ大量のデータを送付したり、過剰な数のアクセスを繰り返したりすることで、攻撃対象のサービスダウンなどを狙う手法。

 攻撃時は大量のコンピューターが動員されるが、その中にはマルウェアなどで攻撃者に権限を乗っ取られ、持ち主の意図とは無関係に攻撃に加担させられるケースも存在する。

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