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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第1015回

ぼっかけ焼きそば「長田本庄軒 メトロセンター西葛西店」

行列の絶えない「焼きそば」専門店が東京に!目の前で焼き上げる大迫力

2024年06月21日 11時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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目の前で焼いてくれるアツアツの焼きそば!

 ごきげんよう、憂鬱な季節は強引にでも自分のテンションを上げていきたいもの。仕事帰りにアツアツの「焼きそば」をつまみにお酒を引っかければお祭り気分で上がるじゃないですか。

 目の前の鉄板で焼く、臨場感ある焼きそば専門店がよさげです!

三宮で人気のぼっかけ焼きそば専門店

長田本庄軒 メトロセンター西葛西店 6月21日オープン

 “ぼっかけ”焼きそば専門店「長田本庄軒」が6月21日、西葛西メトロセンターにオープンしました。

 ぼっかけとは神戸市長田区のソウルフードで、牛スジ肉とこんにゃくの煮込みのことです。この煮込みを絡めて仕上げる焼きそばが名物です。

一番人気は「ぼっかけ焼きそば」

 「長田本庄軒」の母体は「丸亀製麺」と同じトリドールで、2006年に兵庫県・三宮センタープラザ内にオープン。クチコミを中心に評判となり、行列ができるほど人気なんだとか。

 現在、国内だと5店舗出店しており、いずれも関西エリアですが、かつては東京・立川など関東圏にも出店していました。都内にお住いで「見たことある」という人もいることでしょう。ところが、2022年に立川店はクローズ。再度の東京進出の舞台に選ばれたのは西葛西です。

座席のすぐ前に大きな鉄板がある臨場感ある店内

ぼっかけ焼きそば各種を揃える

「神戸 どて焼き」も名物メニュー

目の前で焼き上げる「焼きそば」が大迫力

 特徴はなんといっても距離が近くて大迫力の鉄板。厨房を取り囲むカウンターは、テーブル部分と鉄板がくっついているため、座席に座ると目の前に鉄板が広がります。

 注文ごとに、職人さんが目の前で焼きそばを焼き上げてくれますよ。

「ぼっかけオムそば」(並950円)を実食!

 事前に開かれた試食会で、ふわとろの玉子を焼きそばにのせた「ぼっかけオムそば」をいただきました!

濃厚なソースをジュワ~!

グツグツに煮込まれた「ぼっかけ」を絡めます

手慣れた動作で見とれてしまいます

 野菜と中太麺を鉄板で炒めて、そこに味の決め手となる甘辛いソースをかけ、最後に、しっかり煮込んだ「ぼっかけ」をのせて絡めます。

いい香り!

  「ぼっかけ焼きそば」の場合はネギをのせて完成。

 今回は「ぼっかけオムそば」を注文したので、さらにオムレツを調理してくれます。

なめらかな動作でたまごを焼きあげます

クルックルッとまわして、オムレツに

 鉄板の上にたまごを広げ、コテで手早く混ぜながら焼きます。かたまる前にクルッ、クルッと器用にたまごを巻いて、焼きそばの上へ。

「ぼっかけオムそば」が完成!

トロ~!!

 コテで割ると、このように、トロ~っと!

 オムそばというと、オムライスのように焼きそばをたまごで巻くものも多いですが、たまごのふわとろ感を残すために、あえてオムレツを上にのせるスタイルにしたそうです。

ヤミツキになる濃厚な味!

小さいコテで切り分けながらいただきます

 では、いただいてみます!

 関西だと甘みが濃厚なソースが多いところ、「長田本庄軒」のソースはちょっと雰囲気が違うようです。

 オリジナルソースはスパイスがしっかりできいていて、なおかつほのかな甘みもあってヤミツキになります! 中太麺がもちもちで食べ応えバッチリ! 

トッピングも楽しめる

お好みの味に

 そのままでも十分濃厚なのですが、味変用に調味料も用意されています。かつお粉、青のり、マヨソースなどのほか、なんと「どろソース」まで揃えています。

 どろソースは、庫など関西で人気のソースで、タンクの底のほうの凝縮した“たまり”の部分で、スパイシーで辛いと言われます。

 また、「ふりかけ」として辛くない唐辛子も用意されています。香りは立つけど、刺激はそこまでないので安心して食べられますよ。

紅生姜も自由に使える

おいしさの秘密!店舗で焼きそばを麺から作っている

 「長田本庄軒」の系列である「丸亀製麺」は、店内でうどんを麺から作っていることで知られていますが、「長田本庄軒」でも同様に、店舗で焼きそば用の麺を製麺をしています。

店舗で粉から製麺

 国内産の小麦粉を100%使用。毎日粉の状態から生地を作り、熟成をさせ、店内で製麺しています。

店舗のスタッフの手作業です

 なんでも、“焼きそば専用の麺”はあまり世に出回っていないよう。「長田本庄軒」では焼きそばにした時に一番おいしくなるように麺にまでこだわって、ブランドオープン当初から店内製麺を一貫して続けているんですって。

威勢よく麺を茹でる様子が客席から見ることができますよ

 生麺の状態から、店内にある羽釜で高温で麺を茹でて、水で締め、茹でたての麺を焼きそばに使用します。

近づいてみたらものすごい熱気でした

 できたて、茹でたての麺を焼きそばにするって、考えて見るとすごい贅沢なことですよね!

職人ワザが見どころ「ぼっかけそばめし」も

「ぼっかけそばめし」(並860円)も食べてみました

 兵庫が発祥と言われる“そばめし”も楽しめます。「ぼっかけそばめし」は調理する職人さんのコテさばきが大迫力ですよ。

そばを米粒と同じサイズ位に細かく刻む

 そばめしは焼きそばの麺を細かく刻む必要があります。鉄板の上でコテが「カッ、カッ、カッ」と威勢いい音を立てます。

ぼっかけと絡めて……

目にも止まらぬ手早さで混ぜっ

そばめしがとても美しく見えてきます

仕上げに目玉焼きをのせて完成

 完全に見入ってしまいました!

 焼きそばやそばめしの他にも「神戸 どてやき」や「ぼっかけ肉豆腐」など一品の名物料理を用意しています。仕事帰りのちょい飲みにはもちろん、11時から営業しているのでランチにも利用できます。

 鉄板でソースが焦げる香りやコテの音で、まるでお祭りのような臨場感を楽しめますよ! 夏の気分を盛り上げるために足を運びたい店舗ではないでしょうか。

「ぼっかけ肉豆腐」(300円)

「神戸 どてやき」3本450円

どてやきは白みそをかけて仕上げてくれます

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店舗名:長田本庄軒 メトロセンター西葛西店
住所:東京都江戸川区西葛西6-14-2(メトロセンター西葛西1番街)
グランドオープン:2024年6月21日
営業時間:11:00-23:00  ※ラストオーダーは閉店の30分前

(メニュー例)
・「ぼっかけ焼きそば」 並750円/大950円
・「ぼっかけオムそば」 並950円/大1,150円
・「ぼっかけそばめし」並860円/大盛1060円
・「神戸 どてやき」 1本150円/3本450円
・「ぼっかけ肉豆腐」 300円

ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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