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アップルのAI、「Apple Intelligence」がiPhoneやMacを変える! 「WWDC24」特集 第15回

【現地レポ】アップル次期OS、注目したい3つの機能! キーワードは「整う」

2024年06月11日 18時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

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WWDCの基調講演の日は、Apple Parkの敷地内に屋外イベントスペースが開設されます

 アップルの世界開発者会議「WWDC24」が6月10日(現地時間)から、米国本社Apple Parkで開催されています。今年も300人を超えるメディアが世界各国から集まり賑わいました。初日の基調講演を現地で取材した筆者が、次期OSに登場する沢山の新機能からユーザーのデスクトップや身体が気持ちよく整う「3つの機能」をピックアップします。

健康指標のデータが一望できる「バイタル」アプリ

 イチオシはApple Watchです。watchOS 11に搭載される「バイタル」アプリが最強の“健康チェッカー”になりそうです。

 Apple Watchはよく出来たスマートウォッチであり、同時にまたユーザーの健康を見守る心強いヘルストラッカーです。watchOS 11に追加される「バイタル」では、Apple Watchを身に着けながら計測できる心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルなど、複数の健康指標データが俯瞰できます。

watchOS 11に新しく搭載される「バイタル」アプリ。ユーザーの健康ステータスがウォッチの画面で一望できます

 今までは記録したデータをApple Watchの画面、またはiOS/iPadOSのヘルスケアアプリの画面から個別にチェックしていました。バイタルではグラフとテキスト・数値により表示されるデータがウォッチの画面でまとめて見られます。

 バイタルの数値が通常の記録範囲を逸脱していた場合は通知も届きますが、毎日身に着けているウォッチの画面で見られれば、より早く異変に気が付き、健康へのリスクが未然に回避できるかもしれません。

2つ以上の指標が通常の範囲から外れていれば、ユーザーの元には通知が届き、特定の指標が、高度の変化、飲酒量、病気など生活パターンのどの部分とリンクしている可能性があるかを詳しく説明するメッセージが表示されます

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