インテルが「Xeon 6」と「Gaudi 3」の詳細を発表、ラックマウントの高密度化に貢献
2024年06月04日 12時00分更新
「Xeon 6700E」が本日4日に販売開始
第2世代のXeon 820と比較して約24倍性能が向上
まずはEコアを使った「Xeon 6700E」が、本日より発売。続いてPコアを使った「Xeon 6900P」を2024年の第3四半期に投入予定。さらに2025年の第1四半期に、Eコアを使った「Xeon 6900E」とPコアを使った「Xeon 6700P」などが投入予定となっている。
Xeon 6でEコアを採用する狙いは、クラウドネイティブ・アプリケーションやコンテンツ・デリバリー・ネットワーク、ネットワーク・マイクロサービス、コンシューマー・デジタル・サービスなどの、高密度でスケールアウトしたワークロードのパフォーマンスと電力効率が狙い。
たとえばビデオオンデマンドでは、第2世代のXeon 820と比較して、パフォーマンスでは24倍、ワット単位でのパフォーマンスでは8倍の性能向上が見られる。
またEコアの採用は、ラックマウントの高密度化にも貢献。3対1ラックレベルの統合を可能にし、ラックレベルの性能は3.2倍、ワットあたりの性能は2.6倍も向上するとのこと。メディア・トランスコード・ワークロードでは、第2世代のXeonと比較して、ワットあたりのパフォーマンスは2.6倍も向上する。
さらにネットワークおよびエッジのワークロード向けに最適化されており、第2世代のXeonと比較して、1ワットあたり最大2.7倍の5Gユーザー・プレーン機能性能、1ワットあたり最大3.5倍の次世代ファイアウォール性能を実現している。
これにより、5Gネットワークやエッジ・ツー・クラウド・インフラストラクチャの機密コンピューティング機能をサポートしながら、全体的なコンピューティング効率を高められる。
Pコアを搭載したSKUでは、コアパフォーマンスが求められる汎用ワークロードからコンピュート・インテンシブおよびAIワークロードといった用途に向けて設計されている。性能的には第5世代のXeonと比較してAI推論では2倍、HPCパフォーマンスでは2.3倍の性能差があるとのこと。
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