16型「Alienware m16 R2」をチェック、仕事にも便利な機能も多く搭載
ガチゲーマーにこそ性能も技術も詰まったゲーミングノートPCを持ってほしい! 買うならAlienwareの16型だ! (5/8)
2024年06月13日 11時00分更新
ベースモデルは5種類用意
メモリー、ストレージは購入時にカスタマイズ可能
レビュー機のAlienware m16 R2の主なスペックは、インテル® Core™ Ultra 9 185H、GeForce RTX 4070、32GBメモリー、1TB SSDという構成だった。直販サイトでは、このほかにも4モデルをラインアップしている。主なスペックは以下のとおりだ。
ラインアップ | |||||
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CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155H | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155H | インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー185H | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155H | インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー185H |
グラフィックス | GeForce RTX 4050 | GeForce RTX 4060 | GeForce RTX 4060 | GeForce RTX 4070 | GeForce RTX 4070 |
メモリー | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
以上のように、CPUはインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー155H/インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー185H、GPUはGeForce RTX 4050/4060/4070、メモリーは16GB/32GBのモデルが用意されている。ここは主目的のゲームタイトルや予算で選択するといいだろう。
2560×1600ドットでも快適なゲームプレイを堪能!
では、気になるゲーム性能をチェックしていこう。おさらいとして、レビュー機はインテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー185H、GeForce RTX 4070 Laptop GPU、32GBメモリー、1TB SSDを採用している。
まずは、「3DMark」の「Speed Way」「Steel Nomad」「Port Royal」「Time Spy Extreme」「Time Spy」を計測した。
これまでさまざまなマシンで計測し続けてきたTime Spy ExtremeとTime Spy、Port Royalでは、デスクトップ版のGeForce RTX 4060 Tiのスコアよりやや劣るくらいのスコアが出ていた。
加えて、新たに登場したSteel Nomadもチェック。こちらは、Time Spyの後継となり、Steel Nomadは4K解像度をベースにしてより現代的なグラフィックス技術を採用したベンチマーク。Time Spyと比べると、約3倍の負荷となる。
結果は2559という結果になった。こちらは登場したばかりのベンチマークで比較対象が少ないが、自宅のパソコンや店頭のパソコンで計測してみて、ぜひ比較要素として使っていただきたい。
バトルロイヤル「Apex Legends」のフレームレートを計測した。ディスプレーの解像度となる2560×1600ドットで、「最高設定」とテクスチャストリーミング割り当てを中にし、ほかの設定をできるだけ低にした「競技設定」でチェック。計測には「Fraps」を使用し、射撃訓練場を周回した際のフレームレートを測った。
結果は、最高設定でも平均166fpsが出ており、競技設定に変更すると平均200fpsにわずかに届かないといった結果になった。解像度が2560×1600ドットと考えると、十分高いフレームレートが出ているといえる。
加えて、競技設定のまま解像度を1920×1200ドットに落としてみたところ、平均が237.890fps、最小が209fps、最大が241fpsという結果になった。1920×1200ドットに変更すれば、本機のリフレッシュレートを最大限に活かしてプレイできるのには、正直驚いた。競技性の高いFPS系のタイトルでも存分快適にプレイできるだろう。
続いて、最新タイトルの「Ghost of Tsushima」をチェック。こちらは、2560×1600ドットで、プリセットを「非常に高い」「高」「中」に変更しつつ計測。「CapflameX」を使用し、マップの一定範囲を周回した際のフレームレートをチェックした。
結果は、プリセット変更ではさほど差は見られなかったものの、ほぼ平均60fpsで遊べることがわかった。2560×1600ドットの解像度で美しい対馬の風景を堪能しながら、60fps近いフレームレートで遊べるので、こちらもしっかりとプレイできるといっていい。
また、「HELLDIVERS 2」でも計測してみた。こちらも2560×1600ドットのまま、クオリティーのプリセットを「ウルトラ」「高い」「中程度」に変更しつつ計測した。本作ではプレイを始める際にチュートリアルが開始されるのだが、そのマップを周回した際のフレームレートをチェックした。
こちらは、Ghost of Tsushima以上にフレームレートの差がでたが、それでも差は少なめだった。こちらはプリセット高いで平均とmin1%が60fpsを超え、中程度にするとフレームレートは73.1fpsまで上がった。
HELLDIVERS 2はTPSのアクションゲームで、グラフィックのクオリティーも高い作品となっているため、解像度をとるか、フレームレートを取るかは人それぞれだろう。フレームレートを優先したい場合は、解像度を1920×1200ドットにするといい。
なお、ゲームベンチを計測して性能以外に感じたのは、冷却の素早さだ。ゲームプレイやベンチマーク中はファンの駆動音も大きくなり、ヘッドセットやイヤフォンをしていれば気にならない程度とはいえうるさくなる。しかし、ゲームを終えてあまり時間が経つことなくファンの駆動音はしなくなる。
これは、ファンの回転数を上げなくてもよくなったので静かになったわけであり、それだけ素早く冷却できているのだろう。ゲームプレイ中もフレームレートが違和感を持つような感じで下がることはなかったので、十分冷却できていると思うのだが、ゲームプレイ後にあらためて本機の冷却性能の高さを知ることになったのは、予想外だった。