IBMは、2024年5月29日、AWSを中心としたクラウド導入から運用支援を手掛けるスカイアーチネットワークスの買収における、最終契約を締結したことを発表した。契約締結により、スカイアーチネットワークスおよびグループ会社のスカイアーチテクノロジーズが、日本IBMの完全子会社となる。買収は6月に完了する予定。
本買収により、スカイアーチネットワークスは、IBMコンサルティングにおけるAWS専門組織の一員に加わる。「AWS アドバンストティアサービスパートナー」であるスカイアーチネットワークスが有するAWSの知見と、IBMコンサルティングのハイブリッドクラウド向けアプリケーション管理サービスを組み合わせた、包括的なクラウド支援を日本市場で展開していく。
IBMは、2020年4月にアービンド・クリシュナ(Arvind Krishna)氏がCEOに就任して以降、40社以上を買収しており、うち16社はIBMコンサルティングに関連している。今回のスカイアーチネットワークスの買収は、IBMにとって日本初の買収事例であり、日本市場におけるAWS事業拡大への注力を示すものになる。
スカイアーチネットワークスは、2001年に設立。近年はAWSに特化した「クラウド構築・運用代行サービス」で実績を伸ばしてきた。