有機EL搭載&真のプロ仕様になったiPad Proに、Apple PencilもProに進化! 春のiPad祭り特集 第15回
【レビュー】最先端を凝縮! 9万円台から買えるM2「iPad Air」が全方位に快適だった
2024年05月14日 06時00分更新
動画や音楽再生も快適な11インチ
iPad Airは、映画や音楽、テレビ番組の見逃し配信が見られるアプリなど、オーディオ・ビジュアルエンターテインメントを楽しむプライベートスクリーンとしても最適なデバイスです。11インチのiPad Airはプライベートルームにキッチンカウンター、旅の共として持ち出すシーンで大活躍するサイズ感です。もっと腰を据えてiPadによるコンテンツ鑑賞を楽しみたい方には、横向きステレオスピーカーが「2倍パワフル」な13インチのiPad Airもおすすめです。
コンパクトな11インチのiPad Airは電子書籍コンテンツを読む際にも適していると思います。マンガは2ページ見開きのコマがダイナミックに表示できて迫力があります。
iPad Airをデスクサイドに置くと、Apple Musicによる音楽再生をタッチ操作でサクサクと選べて快適です。Beatsの新しいヘッドホン「Beats Solo 4」はiPad AirにUSB-Cケーブルで直結すると、Apple Musicで配信されている最大48kHz/24bitのロスレス楽曲がより高品位に再生できます。Bluetooth再生による音質との聴き比べも楽しめると思います。
ビジネスシーンでもiPad Airが活躍する
iPad Airはビジネスシーンで活躍するタブレットとしても進化を遂げていました。ディスプレイ側の超広角フロントカメラは、iPadを横に構向きに置いたときに上部センターの位置になるようにレイアウトを変更しました。センターフレームの機能を併用しながら、ビデオコールの時にカメラ目線が合わせやすくなっています。
iPad Airのセキュア認証は電源ボタンを兼ねるトップボタンに内蔵されたTouch IDです。iPad Airをバッグなどから取り出した瞬間、トップボタンに指紋を登録した指をタッチするだけで、素速く画面ロックが解除される使い心地に慣れてしまうと、Face IDも面倒に感じられることが筆者にはあります。
Apple M2チップを搭載したことで、よりパワフルになったiPad Airはビジネスパーソンにクリエイター、学生など幅広い層のユーザーの創造力や生産性を高めてくれるデバイスです。初めてのiPadを手に入れたい方や、久しぶりにまたiPadを本格的に使うことを検討している方にも、この最新のiPad Airをイチオシします。
筆者紹介――山本 敦
オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。
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