シナモン、定型・非定型対応AI-OCRプラットフォームを発売
シナモンは4月23日より、AI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB(フラックス・スキャナー・ハブ)」を販売開始する。
本プラットフォームは、AI-OCRに生成AIのノーコード学習機能を統合することで、従来読み取りが難しいとされていた非定型帳票からの情報抽出を、事前の帳票定義なしで高精度に実現可能なAI-OCR。読み取り帳票の難易度に合わせ、帳票特化型AI-OCRモデルや、個別のカスタマイズモデルなどが利用可能で、さまざまなフォーマットの帳票を、ワンストップで高精度かつスピーディーに活用できるという。
また、非定型帳票から生成AIで情報を抽出する際、「日付」や「注文番号」など項目を特定する記載がないと情報抽出を誤ることがある問題に対して、過去のAI-OCR実績を生成AIへ学習させることにより高い情報抽出精度を実現しているとのこと。
さらに、請求書に代表される幅広く利用される非定型帳票や、専門用語が頻出する業界特有の帳票、顧客独自の帳票まで、帳票難易度にあわせた最適な情報抽出方式で、あらゆる定型・非定型帳票を高精度に読み取り可能となっている。
そのほか、マルチテナント型だけでなく、よりセキュアに利用可能なシングルテナントやオンプレミス環境で導入可能(マルチテナントの生成AI抽出型の実装は6月頃を予定)。利用形態、処理枚数に応じた導入が可能で、いずれのプランでも座標定義モデルと生成AIモデルを利用可能となっている。