パイフォトニクス、超高輝度な白色レーザー照明「ホロライト・レーザー」
パイフォトニクスは、超高輝度な白色レーザー光源と光学素子の組み合わせにより、屋外の直射日光下でも視認性の高い点状の光を遠方に形成する「ホロライト・レーザー」を開発、5月より受注開始する。
本製品群は、屋外の直射日光下でも視認性の高い点状の光を遠方に形成する白色レーザー照明。
「ホロライト・レーザー屋内用25W品」、「ホロライト・レーザー屋外用25W品」、「ホロライト・レーザー屋外用100W品」、「ホロライト・レーザー屋外用225W品」の4種類をラインアップ、いずれも照明色は白色のみとなる。
本製品群は半導体レーザーから出力された光を蛍光体に照射して、白色光に変換。レーザー製品としての安全基準はクラス2に該当し、意図的にビーム内を凝視すると危険だが、通常はまばたきなどの嫌悪反応により目は保護され、障害が生じるリスクはないとしている。
また、蛍光体が新たな面光源となり、通常のレーザー光のような集光力は無く、LED・ランプ照明の安全規格において、嫌悪感及び熱的な不快感をともなう傷害を引き起こさないリスクグループ2に該当するという。
高指向性LED照明「ホロライト15W品」と比較して、遠方で25W品はおよそ4倍、100W品はおよそ16倍、225W品はおよそ36倍の照度を実現している。25W品は照射距離10m時におよそ5万ルクス、100W品は照射距離20m時に4.5万ルクス、225W品は照射距離30m時に4.5万ルクスとなり、直射日光時の照度およそ10万ルクスにおいても十分な視認性が得られる。
埠頭や建設現場等の屋外で使用されるクレーン等に設置して、直射日光下の環境でフックや荷下ろしの位置を明示する位置決め作業支援用途を想定している。