スマホアプリにJPKIを簡単に組み込めるSDK「eKYC即時返却 公的個人認証SDK」
TRUSTDOCKは4月22日、同社が提供していた公的個人認証用のスマホアプリSDKを大幅に改良した新バージョンのSDK「eKYC即時返却 公的個人認証SDK」を提供開始した。
同社では従来から、事業者向けに目視確認が不要で審査が自動で完了する本人確認プロセスを提供している。今回、これまでの知見と実績を活かし、スマホアプリに公的個人認証サービス(JPKI)を組み込みたい事業者に向けて、よりスムーズな開発体験・ユーザー体験に寄与すべく新バージョンのSDKを開発。eKYC即時返却 公的個人認証SDKでは、民間企業や自治体が提供するスマホアプリを対象に、公的個人認証機能を従来よりも簡易的に搭載することが可能となる。
従来、マイナンバーカードの読み取りから公的個人認証による本人確認が完了するまでに数十秒ほどかかっていたが、新たなSDKでは数秒で完了。
また、これまで申請者の本人確認書類の提出から本人確認結果の返却までの一部では、事業者が提供するオンラインサービスのサーバーとTRUSTDOCKのサーバー間で通信する必要があった。新たなSDKでは、本人確認書類の提出から本人確認結果の返却はスマホアプリ内部で完結するため、事業者のサーバーに対する実装負担を削減し、よりシンプルにスマホアプリへの組み込むことが可能となる。
SDKは公的個人認証に特化した開発キットであるため、従来より軽量化され必要以上にサイズアップせずに組み込み可能。これにより開発・保守の負荷が軽減されるとしている。
また、スマホアプリを提供していない、または開発予定がない事業者には、TRUSTDOCKが提供するアプリによる公的個人認証も提供する。