サグリ、作り手・担い手をつなげる農地マッチングサービス「ニナタバ」
サグリは4月19日、新たに開発した同社の農地マッチングサービス「ニナタバ」の提供開始および、これまで尾道市において実施してきた実証実験の成果を踏まえ、尾道市で導入されることを発表した。
ニナタバは、全国の農地所有者と作り手・担い手(農家)をつなげ、農地の利用を促進するサービス。広島県のサキガケプロジェクトの実証を通じて開発された。
日本の農業は、高齢化などにより農地が手放され、耕作放棄地が増加するという問題を抱えている。
「遠方に住んでいる」「引退の為、バトンタッチをしたい」「高齢なため労力が不足している」などの悩みを持つ農地所有者と、その農地を利用したい希望者をつなげることが主な目的だ。
尾道市農業委員会では、令和5年度に県内の他市町に先駆けて始めた市の農地バンク制度を開始。今年度、ニナタバを導入することで、農地バンクの地図による見える化が図れること、さらなる対象農地の増加に繋げることに期待しているという。