詳細検索とAI検索
詳細検索をすると、最終的には、URLとして検索オプションが送られ、それが検索結果ページのURLとなる。このURLにはクエリーパラメーターとして検索オプションが含まれるが、URLを直接ブラウザのアドレス欄に入れる、あるいはcurlなどのコマンドから直接開こうとすると、エラーになることがある。
エラーメッセージなどからスクレイピング(プログラムからWebページを取得し、解析して情報を取得すること)と判断されているようだ。このため、面倒でも詳細検索ページや、検索欄で検索オプションキーワードなどを使う指定をした方がいいようだ。
なお、検索サイトでは、いわゆるインターネット検索がWebページや画像、動画などのメディア種別ごとに分かれているのが普通だ。今回は、Webページ検索の詳細検索を解説したが、それぞれに詳細検索があることに注意されたい。
また最近の検索サイトでは、AI検索が導入されつつある。Googleでは、原稿執筆時点では実験段階だが、検索ホームページ右上のフラスコアイコンから有効化できる。
これに対して、Bing検索では、Copilotによる検索機能が有効化されていて、検索ホームページのCopilotリンクから直接起動できるほか、Edgeでは検索結果ページの最上部でマウスホィールを使い、さらに上スクロールさせると、同じ検索語でCopilotを起動できる。
BingのAI検索は、自然言語の質問文に答える形で検索などをして、AIが回答を生成するのに対して、Googleで実験中のAI検索は、通常のGoogle検索の結果を要約した回答を出力する。
GUI的な利用では、Googleの「検索オプションページ」の方が使いやすいが、AI検索ではBingの方が先行している感じがある。どちらを使うかは好みだが、使う検索エンジンを1つだけ選ばなければいけないわけではない。
検索エンジンは、ブラウザとは独立しているので、それぞれの検索ホームページや検索オプションページをブックマーク、あるいは新規タブのホームページなどに登録しておき、目的に応じて使い分けるのがいいだろう。
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