グループ10社のPCおよそ2万3000台に「ESET PROTECT MDR」をわずか4ヵ月で導入

文●ASCII

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 キヤノンマーケティングジャパンは4月18日、キヤノンMJグループにおけるEDR/XDRソリューション「ESET PROTECT MDR」の導入事例を公開した。

 ESET PROTECT MDRは包括的なエンドポイント対策による強力な「事前防御」と、XDRによる「事後対策」運用を支援するセキュリティーサービスまでをワンストップで提供するESETの最上位ソリューション。予防・検知・対応から運用までをESETがワンベンダーで実現し、キヤノンMJ グループとESETのエンジニアがMDRサービスを提供。24時間365日体制でEPPを含めた製品の全プログラムをサポートする。

 キヤノンMJグループはキヤノン製品事業とITソリューション事業を組み合わせた事業を展開し、とくにITソリューション事業では自社だけでなく顧客の重要な情報やデータを物理的な記録媒体やデジタル機器だけでなくクラウドなど多種におよぶストレージで管理。キヤノンMJグループ社員の働き方の多様化に伴って外出先や在宅でのテレワークなどさまざまな環境でパソコンが利用されることから、グープ全体のセキュリティー対策見直しが進められていた。

 とくに高度なサイバー攻撃に対抗するにはエンドポイントにおけるセキュリティー製品の導入だけではなく、万が一の侵入に備えて迅速かつ的確に対応する体制構築と、常に最新アップデートするなど日々の運用管理がよりいっそう重要になっていることからEDR/XDR導入を検討し、ESET PROTECT MDRに決定。

 ESET PROTECT MDRの導入は慎重さが求められた一方でスピード感も必要とされ、当初およそ1年を見込んでいた導入をマネージドサービスにアウトソーシング。グループ10社のパソコン(およそ2万3000台)への導入をおよそ4ヵ月で実現。

 これによりIT部門はセキュリティー対策の検討に注力でき、導入後の運用体制の確実な維持を実現したという。また、実際にいくつかのインシデントを検知して即時ネットワークから遮断といった事象も発生しており、効果を実感することができたとしている。