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T教授の「戦略的衝動買い」 第780回

好みの時間を設定可能、乾電池式「ポモドーロタイマー」を衝動買い

2024年04月12日 11時45分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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今回購入したPomodoroタイマー付きアラーム時計は、単4アルカリ乾電池2本で動作する

任意の時間を設定可能、
光や音、振動でお知らせ!

 さてクラウドファンディング系の商品の多くが、充電式なのに対して今回ご紹介するPomodoroタイマー付きアラーム時計は単4アルカリ乾電池2本で動作する。乾電池の取り置きがあれば10秒以内にバッテリーフルにすることのできる、乾電池式のポモドーロタイマーはありがたい。

 Pomodoroタイマー付きアラーム時計も設定した時間が経過したタイミングで、お知らせをしてくれる。バリエーションは照明だけ、照明+音、照明+バイブ、照明+音+バイブの4種類の中からスライドスイッチで選択できる。自宅では音が有効だが、ファミレスでの原稿書きや図書館での勉強などでは、照明オンリーのお知らせも有用だろう。

 正面から見るとほぼ正方形のポモドーロタイマーだが、回転させて右上にくる数値が設定時間や機能となる。4辺には25min、5min、DIY、CLOCKの4つの文字が記されている。1ポモドーロ(25分)を使う場合は25minを右上にくるように本体を回転させ、側面のs/s(スタート/ストップ)ボタンを押すとカウントダウンが始まる。

 1ポモドーロ中に最終目的とは別の用事で離席や電話着信対応などをする時は、s/sボタンを押して割り込みの仕事に対応、割り込みの仕事が終了すれば再度s/sボタンを押して本来の仕事に戻るのが一般的だ。

 ほかのポモドーロタイマーでは、本体を回転させて時刻表示にすることでカウントダウンが停止するモデルもある。しかし、Pomodoroタイマー付きアラーム時計は、リセットされてしまってカウントダウン前の25min表示に戻ってしまうのでs/sボタンが大事だ。

 また画面の照明はカウントダウンスタート後、約10秒後に自動消灯してしまうので暗い部屋では見辛いことがある。もちろん目的の25秒が経過して通知される時には、画面がフラッシュして教えてくれるので大きな問題はない。

 最初の1ポモドーロ(25分)が終了すれば、休憩インターバルのために5min表示を右上にくるようにセットしてs/sボタンを押せば、正規のポモドーロテクニックにのっとった操作となる。個人差や1ポモドーロでする仕事や勉強の密度や難易度で休憩インターバルが5分では短いとか長すぎるとかいう場合には、「DIY」の設定で側面の「M」と「S」ボタンを押すことで自由な時間も設定できる。

 ポモドーロテクニックのデバイスとしてポモドーロタイマーを使わない時は、「CLOCK」状態にしておけば置時計としても使える。24時間表示やAM/PMの12時間表示も選択可能だ。もちろん任意の時刻設定によるアラーム機能も備えている。

 現代ではこれだけ多くの種類のポモドーロタイマーが発売されている「ポモドーロテクニック」という時間管理術は、確かにおもしろい仕事術のひとつだろう。しかし25分の集中と5分の休憩のバランスが、誰もが快適な組み合わせかどうかは分からない。大事なのは自分にとって「考える」という快適な時間環境を見つけ出すことだ。

 いくつかのポモドーロタイマーを衝動買いしているうちに、やはり最後は自分で作ってみたくなった。昨日、知人のエンジニアとランチとコーヒータイムを過ごして、「F91Wチプカシ」のベルトの切れた腕時計本体部分を使ってMy Pomodoro Timer制作の企画会議をやってきた。今から出来上がりが楽しみだ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Pomodoroタイマー付きアラーム時計
・購入:AliExpress
・価格:1779円(送料込み)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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