ゲームのフレームレート爆上げが狙える! CrucialのDDR5-6000メモリー「Pro Overclocking」を使わぬ手はなし!
提供: マイクロン
メモリークロックが超重要なRyzen APUで、Crucial Pro Overclockingの実力チェック
Crucial Pro Overclockingの性能やメリットについて、文章を読んだだけではピンと来ないという人は当然いるはずだ。そこでここでは、「Crucial Pro Overclocking 32GB Kit (2×16GB) DDR5-6000 UDIMM Black」(CP2K16G60C36U5B)とAMDの最新APU「Ryzen 7 8700G」を使ってその効果を検証したい。なお、比較用には同じくCrucialのDDR5-4800対応メモリーを用いている。
検証環境の主なスペック | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 8700G」(8コア/16スレッド、最大5.10GHz) |
CPUクーラー | サイズ「MUGEN6 BLACK EDITION SCMG-6000DBE」(空冷、120mmファン×2、サイドフロー) |
マザーボード | AMD B650チップセット、AGESA 1.1.0.2b |
メモリー | Crucial「Pro Overclocking DDR5-6000 32GB Kit CP2K16G60C36U5B」(16GB×2、DDR5-6000 Crucial「DDR5-4800 32GB CT2K16G48C40U5」(16GB×2、DDR5-4800) |
ビデオカード | AMD「Radeon 780M」(CPU内蔵) |
ストレージ | Crucial「T700 2TB CT2000T700SSD3」(2TB M.2 SSD、PCIe4.0×4 NVMe) |
電源ユニット | FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」(1000W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Windows 11 Home 64bit(23H2) |
検証にRyzen 7 8700Gを選んだ理由は、まずAPUが内蔵するGPUとメインメモリーの関係にある。これらAPUは高性能なGPUを内蔵する一方で、ゲームのテクスチャーなどを展開するビデオメモリーとしてメインメモリーの一部を利用する仕組みを採用しているため、メインメモリーの仕様がゲームのパフォーマンスに影響する。自作PCを組む場合に限らずメインメモリーの容量を気にする人は多いはずだが、実は“APU(GPU内蔵CPU)+ビデオカードなし”という環境ではメモリークロックも見過ごせない要素になっているのだ。
これはローエンドGPUに迫る性能を備える最新APUのRyzen 8000Gシリーズでも同様で、よりシビアなものとなっている。Ryzen 8000Gシリーズのメモリークロックのスイートスポットは、DDR5-6000よりも高クロックなDDR5-6400であるものの、AMD EXPO対応のDDR5-6400モデルはまだまだ少ない。高クロックでの運用はユーザーの自己責任というやっかいな側面もある。
そこで使ってほしい製品が、Crucialの高い信頼性・安定性はそのままに、DDR5-6000&低レイテンシー動作を実現したCrucial Pro Overclockingなのだ。とりわけ、検証に使うメモリー容量32GB(16GB×2)のCP2K16G60C36U5Bは、Ryzen 8000Gシリーズを使った自作PCに狙い目といえるだろう。
OCメモリープロファイルを使って、ワンクリックでDDR5-6000駆動に設定
OCメモリーを使う際に必ず実行してほしいのがOCメモリープロファイルの設定で、メモリークロックやメモリー電圧などすべてが自動で適用される。マザーボードのUEFIを起動して操作する必要はあるものの、難しいことはない。今回のようなAMD環境であればメモリー設定でAMD EXPOを選び、画面に表示されたプロファイルのなかからDDR5-6000(通常は1番目)を選択するだけだ。
まずはメモリー帯域とレイテンシーを確認だ
まずは、DDR5-4800対応メモリーと、DDR5-6000対応のCP2K16G60C36U5Bのメモリー帯域およびレイテンシーの差を確認した。システム情報の表示やストレステストやベンチマーク機能を備える『AIDA64』と『SiSoftware Sandra Lite』を使用した。
AIDA64でメモリー帯域を確認したところ、Readは3%程度のアップという結果を得られた。一方Writeでは、DDR5-4800とDDR5-6000というクロック差がそのまま出た結果で、Copyもクロックとともにしっかりと伸びている。また、レイテンシーは93.5nsから79.6nsに低減したことが分かる。
SiSoftware Sandra Liteも同様だ。総合的なメモリーのパフォーマンスなど、各テストにおいてDDR5-6000対応のCP2K16G60C36U5Bが10%強スコアを伸ばしており、レイテンシーも同様に低減している結果となった。
3Dパフォーマンスが大幅アップ!定番ベンチマークでチェック
ここでは3Dベンチマークを使って、Ryzen 7 8700Gの内蔵GPU(Radeon 780M)のパフォーマンスを確認してみよう。DDR5-4800とDDR5-6000対応のCP2K16G60C36U5Bのメモリークロックの差が具体的にどう影響しているのか調査した。
まずは、定番3Dベンチマーク『3DMark』の「Fire Strike」「Night Raid」「Solar Bay」を使ったテストだ。Fire StrikeはDirectX 11向けテストで、画面解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっている。Night RaidはDirectX 12対応の軽量テストで、グラフィックス性能の高くないノートPCやタブレットPCなどが対象のもの。Solar Bayは、APIにVulkanとハードウェアレイトレーシング機能を使用したテストだ。
テスト結果を見ると、メモリークロックによってスコアとテスト中の平均フレームレートが大幅に伸びたことが分かる。特にFire StrikeとNight Raidではフレームレートが20%近くも向上し、同じ内蔵GPUで検証したとは思えないほどの差となった。軽量なNight Raidでは30fps以上の向上だ。
『ファイナルファンタジーXIV:暁月の暁月のフィナーレ ベンチマーク』
続いてのテストは、同じく定番ベンチマークソフトの『ファイナルファンタジーXIV:暁月の暁月のフィナーレ ベンチマーク』。画面解像度はフルHDで、画質は「標準品質(デスクトップPC)」だ。
スコアに加え、レポートに表示される平均フレームレートと最小フレームレートを確認すると、DDR5-4800では「やや快適」だった指標が、DDR5-6000対応のCP2K16G60C36U5Bでは「快適」にアップ。フレームレートも20%弱向上し、平均の数値はゲームをプレイするボーダーラインの「60fps」を超えた。
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