JN-PCY238FHDR180-Hシリーズをレビュー
色鮮やかな180Hz駆動ディスプレーが約2万円台!ゲーム環境にパステルカラーはいかが?
提供: 株式会社JAPANNEXT
白色のPCケースが人気を博し、“PCは黒い”という固定観念が変わりつつある。キーボードのキーキャップを変更したり、ケース内のイルミネーションを変えて内部にフィギュアを飾ったりと、かなりカラフルに飾り付ける人も少なくない。
しかし、そういった用途でネックとなるのがディスプレーだ。ディスプレーの多くは黒色で、いくつかのメーカーから白色のディスプレーは登場しているものの、それ以外の色はほとんど見ない。
そんな中、JAPANNEXTからパステルブルー、パステルピンク、パステルグリーンの3色を採用したモデルが登場した。それぞれ、モデル名は順に「JN-PCY238FHDR180-H-B」「JN-PCY238FHDR180-H-P」「JN-PCY238FHDR180-H-G」と末尾が色の頭文字を表しているが、どういったディスプレーなのだろうか、そのスペックを詳しく見ていこう。
リフレッシュレート180Hzをサポート
応答速度はMPRTで1msと高速
冒頭で述べた3つのモデルは色以外の仕様は統一されているため、以降の文中ではまとめて「JN-PCY238FHDR180-H」と表記し、話を進めていく。
JN-PCY238FHDR180-Hは、23.8型で光沢のない、いわゆるノングレアタイプの液晶ディスプレーだ。駆動方式はIPSを採用しているが、その中でもコントラスト比を高め、階調表現に優れているHIS(H-IPSとも呼ばれる)方式が使用されているモデルだ。
そのため、JN-PCY238FHDR180-Hのコントラスト比は1000:1と高く、視野角は水平と垂直ともに178度とかなり広め。実際に横から画面をのぞき込んでも、輝度のバラつきや色ムラを確認することはできなかった。輝度も300cd/m2と高く、HDR 10に対応。解像度は1920×1080ドットをサポートしている。
JN-PCY238FHDR180-Hはリフレッシュレート180Hzに対応しており、FPSやTPSで1フレームでも多く描画して有利に立ち回るという、最近のトレンドに即したモデルだ。応答速度もMPRTで1ms、GTGで3msと高速で、ゲーミング用途としては十分なスペックを誇る。
さらに、AMDのディスプレー同期技術である「FreeSync」をサポート。Radeonシリーズのビデオカードを使用していることが前提になるものの、スタッタリングやティアリングといったゲーム画面の乱れを抑えてくれる点はありがたい。
その他、OSDメニューにはピクチャーモードと呼ばれるプリセットを搭載しており、「スタンダード」、「ゲーム」、「映画」、「テキスト」、「FPS」、「RTS」と用途やゲームのジャンルに合わせて明るさやコントラストなどが自動で設定される。また、画面中央に4通りの照準点を表示する機能も用意されており、FPSやTPSなどで重宝しそうだ。
さて、HISを含むIPSは色の再現性に優れているなか、HISは赤が強く、青が弱いという傾向が出るのだが、JN-PCY238FHDR180-HのsRGBカバー率は100%を誇っている。DCI-P3のカバー率も95%と非常に高く、ゲームだけでなく、写真や動画といった用途でも申し分ない画質を実現している。
その他、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリーや、眼精疲労の原因とも言われるブルーライトの軽減機能も搭載。ゲームなどで長時間使用しても、疲れない工夫がなされている点は好感が持てる。
スピーカーは2W×2のものを搭載。消費電力は最大で36W、通常時21W、省エネモード時15Wと抑えめ。23.8型と小型ながらも電源はACアダプターを使用せず、電源ケーブルを直に差すあたりは使い勝手が良好だ。
なお、さすがに付属する電源ケーブルは各色に揃えているわけではないが、どのモデルも白色のものが同梱されており、パステルカラーに合うようになっている。また、1.5mのHDMIケーブルが1本付属しているが、電源ケーブル同様、その色は白色だ。
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