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楽曲・映像を安全な環境で効率的に配信、カラオケ機器の5G化も目指す

第一興商、通信カラオケ「DAM」の配信基盤に「docomo MEC」採用

2024年03月26日 11時00分更新

文● ASCII

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 第一興商とNTTコミュニケーションズは、2024年3月25日、第一興商の通信カラオケサービス「DAM」のコンテンツ配信基盤に「docomo MEC compute E」を導入し、2024年11月より運用を開始することを発表した。両社は、DAMを通じた楽曲や映像の配信の効率化を目指すとともに、カラオケ機器の5G化に向けた協業を進め、どんな場所でもハイクオリティな音や映像体験ができるカラオケサービスの展開に取り組んでいくという。

 カラオケサービス市場では、音楽業界におけるヒット曲の多種多様さに合わせて、多彩な楽曲・映像がユーザーから求められ、配信する楽曲および映像の数は毎年増加している。加えて、音や映像体験に対する顧客ニーズも多様化が進んでいる。

 このような状況の中、第一興商は、DAMが利用する配信基盤としてdocomo MECを採用。これにより、セキュアかつ柔軟な大容量データの取り扱いが可能となり、楽曲・映像を閉域内の安全な環境で効率的に配信できるようになる。また、docomo MECをエッジサーバーとして活用することで、各種コンテンツの高速なダウンロード、ユーザー体験の向上が期待できるという。

 今後両社は、docomo MECや5Gを活用して、DAM設置の可搬性の向上や楽曲・映像配信の高速化により、新たな価値の創出を推進する。具体的には、過疎地域におけるカラオケサービスの提供を通じた地域コミュニティの創出や、地域の健康課題解決に資するサービスの提供など、地方創生に貢献する取り組みを検討していくという。

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