Aiven、Redis(R)のスケーラビリティ問題を解決し、データパフォーマンスの700%向上を実現するためにAiven for Dragonfly(R)の一般提供を開始
Aiven Japan 合同会社
~データ活用に積極的な企業向けに、Aiven for Dragonfly(R)が、スケーラビリティとパフォーマンスを提供するインメモリデータベースソリューションとして登場~
オープンソースのクラウドデータプラットフォームであるAivenを提供するAiven Japan合同会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:嘉門 延親、以下:Aiven)は、Aiven for Dragonfly(R)の一般提供を開始すると発表しました。これにより、組織は大量のデータとユーザートラフィックを高速で処理できるようになります。
Aiven for Dragonfly(R)は、オープンソースのRedisと互換性のある次世代のインメモリデータベースサービスであり、大規模なデータ処理を高速かつ簡単に処理できます。ベンチマーク調査によると、Aiven for Dragonfly(R)は、同様のハードウェア上で動作するオープンソースの Redisと比較して、スループット(処理件数/秒)が最大700%向上し、メモリ使用量が約 25%削減されています。[1]
Aiven for Dragonfly(R)は既存の機能に加え、さらなる機能強化とパフォーマンス向上が図られました。その目玉となる機能が、最新のAIアプリケーション向けに超高速なレスポンスを実現する AIベクトル検索機能です。Aiven for Dragonfly(R)は、利用者が選択した任意のクラウド上で動作するため、企業はデータインフラの管理に頭を悩ませることなく、迅速に導入し、アプリケーションの開発や革新に集中できます。
ガートナー(R)によると、「2022年のデータベース管理システム(DBMS)市場は14.4%成長し、全体のソフトウェア市場成長率11.3%を上回りました。この成長は、引き続きクラウド型のデータベースプラットフォームサービス(dbPaaS)が牽引しており、市場全体のシェアは今では半分以上 (55%) を占めています。」[2] DBMS市場は、データ活用のための基盤システムとして爆発的に普及しており、より良い経営判断、顧客体験の向上、コスト効率の改善に貢献しています。
Aivenのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるJonah Kowallは、次のように述べています。「企業は、データを活用して業績向上を図るため、常に新しいデータを求めています。その際、処理の効率性と高速なパフォーマンスが欠かせません。Aivenクラウドデータプラットフォームで利用可能となった Aiven for Dragonfly(R)は、低レイテンシと高性能を実現し、大規模なインメモリデータワークロードを効率的に処理します。この技術は、キャッシュからゲームのリーダーボード、Eコマースから高度にパーソナライズされたメディア体験まで、さまざまなユースケースを強化することができます。このサービスは、最先端のコアデータインフラを提供するという、お客様へのコミットメントをさらに強化するものです。お客様は自社の核となる事業に注力することができるようになります。」
Aiven for Dragonfly(R)が提供する主なメリットは以下の通りです。
優れたスケーラビリティ:大量のデータボリュームを処理し、毎秒数十万件のリクエストを処理できます。キャッシュやソーシャルメディア、オンラインゲームのようなリアルタイムアプリケーションに最適です。
効率性:他のRedis互換ソリューションと比較して使用するリソースがわずかで済みます。スループット(処理能力)を維持しつつ、コストを削減し、パフォーマンスを犠牲にすることなく動作します。
高度な機能:単純なキャッシュ機能にとどまらず、JSONドキュメントやベクトル検索をサポートしており、アプリケーションの可能性を広げます。
シームレスな管理:バックアップ、セキュリティ、アップグレード、クラウド移行など、インフラの複雑さをAiven for Dragonfly(R)が一括して解消します。1つのプラットフォーム上で動作し、99.99%の稼働率とニアゼロダウンタイム運用を実現します。
・互換性:新サービスは従来のRedisと使い勝手が似ており、Aiven for Redis(R)からAiven for Dragonfly(R)への移行が簡単です。コード変更は不要です。
Conrad Electronicは、世界中の2,100万人の顧客向けに、高度な調達プラットフォームを提供する、技術関連資材の販売業者です。同社のSREおよびクラウドテクノロジー責任者であるJanek Wonner氏は、次のように述べています。「スピードとスケーラビリティは、当社のビジネスにとって絶対不可欠な要素です。Aiven for Dragonfly(R)を使用した経験は、移行のしやすさからパフォーマンスとスケーラビリティの向上まで、ビジネスニーズをサポートする上で非常に貴重なものとなりました。Aivenプラットフォームの真の強みは、データのニーズが増加するにつれて、使い慣れた方法で簡単に、Aiven for Redis(R)からAiven for Dragonfly(R)へ移行できることです。Aivenを導入することで、データインフラが当社のビジネスと同じように堅牢でスケーラブル、かつ高速であるという確信を持って、当社の事業成長に集中できます。」
Dragonfly共同創設者兼CEOであるOded Poncz氏は、次のように述べています。「AivenをDragonflyコミュニティに迎え入れることを大変嬉しく思います。Aivenは、顧客にハイパフォーマンスでスケーラブルなデータサービスを提供することに注力しており、Dragonfly を活用して、Redisでは対応しきれなかった大規模で複雑なワークロードにも耐えられるサービスを提供いただけることを、とても喜ばしく思います。」
Aivenについて
Aivenは、信頼性の高いオープンソースのデータプラットフォームです。Aivenを利用することで、誰もが安心てデータアプリケーションを作成、使用、管理できます。Aivenを利用することで、お客様はオープンソースのデータテクノロジーからビジネス的な価値を産むアプリケーションの開発に注力できる環境を手に入れることできます。Aivenは、評価額30億ドルの企業であり、Atomico、Earlybird、Eurazeo、IVP、Lifeline、Salesforce Ventures、World Innovation Labといった著名な投資家からの出資を受けています。本社はヘルシンキにあり、東京、アムステルダム、ベルリン、ボストン、パリ、シンガポール、シドニー、トロントなど世界各地に拠点があります。Aivenの詳細については、https://aiven.io/jaをご覧ください。
無料トライアル https://console.aiven.io/signup
Dragonflyについて
DragonflyDBは、イスラエルのテルアビブとアメリカのサンフランシスコに共同本社を置くソフトウェア企業です。DragonflyDBは、人気オープンソースプラットフォームであるGitHub上で公開されている「Dragonfly」プロジェクトの生みの親であり、保守も担当しています。Dragonflyは、Redisの代わりとして、高いスケーラビリティとコストパフォーマンスを実現するソリューションです。また、DragonflyDBは、フルマネージドインメモリデータストア「Dragonfly Cloud」も提供しています。
[1] このベンチマークは、AWS環境で実行されました。使用されたインスタンスの種類は、CPUが8コアでRAMが64GBのもの、CPUが16コアでRAMが256GBのもの、CPUが32コアでRAMが512GBのものでした。
[2] Gartner, Market Share Analysis: Database Management Systems, Worldwide, 2022. (2023年6月8日)。GARTNER は、Gartner, Inc. および/またはその関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービスマークであり、許可を得て使用しています。無断複写・転載を禁じます。
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