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山本 敦の「新選! オーディオレポート」 第33回

【レビュー】サウンド&機能のバランス良好! 耳をふさがないHUAWEI「FreeClip」

2024年03月16日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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ファーウェイの耳をふさがないワイヤレスイヤホン「FreeClip」

 今週はファーウェイが発売したワイヤレスイヤホン「FreeClip」をレビューします。直販サイトの価格は2万7800円。いま流行っている「耳をふさがないワイヤレスイヤホン」としてのコストパフォーマンスを、色んな角度から検証しました。

耳をふさがないイヤホン:3つのチェックポイント

 FreeClipは、本体を耳に挟んで装着するイヤーカフスタイルのワイヤレスイヤホンです。製品名に"クリップ”が付いている由来でもあります。

 耳をふさがないイヤホンを選ぶ際に3つの大事なチェックポイントがあります。

 1つは「音がしっかりと聴こえること」です。耳穴をふさがずに装着するので、当然ながらイヤーピースを使って耳をふさぐイヤホンよりも遮音性能が劣ります。静かな場所なら使えるけれど、賑やかな場所に移動すると音が聴こえづらくなる……というイヤホンでは、音楽リスニングやハンズフリー通話など本来の目的に適いません。

 2つめは、音楽などを再生した時に「音がもれない」ことです。FreeClipのように、耳の側に小型スピーカーをあてて使う空気伝導方式のイヤホンは、音もれケアがしっかりできていないと、周囲に迷惑をかけてしまいます。ハンズフリー通話の場合は会話がまわりに聞こえてしまうので、プライバシーやセキュリティ的にもよくありません。耳をふさがないイヤホンは構造上、音もれを完璧にゼロにすることは困難ですが、なるべく音もれの少ないイヤホンを選ぶべきです。

モバイルアプリ「HUAWEI AI Life」からイコライザー、センサーリモコンのジェスチャー操作など本体の各種設定ができます

 そして3つめに装着感も大事なポイントです。FreeClipも採用するイヤーカフスタイルは、挟み込む力が強すぎると耳が痛くなります。反対に緩すぎると耳に固定されず、満足なリスニング感が得られないだけでなく紛失・故障の原因にもなります。

イヤホン着脱時の自動検出、ワイヤレスオーディオの低レイテンシ化など様々な機能をアプリから選択します

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