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Windows 11 Tips特集 第53回

Teamsのビデオ会議は「Copilot for Microsoft 365」で効率爆上がり

2024年03月12日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII.jp

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「Copilot」アイコンをクリックし、文字起こしを開始する

TeamsにとってのCopilot for Microsoft 365は
最高のAI秘書になる

 Microsoft 365 Business StandardやBusiness Premiumなどで利用できる「Copilot for Microsoft 365」はTeamsにも対応している。今回は、Teamsのビデオ会議でCopilotがどのように動作するか紹介しよう。ちなみに、個人向けの「Copilot Pro」はTeamsで利用できない。

文字起こしが利用できない場合は、会議ポリシーから設定を変更する

 ビデオ会議を立ち上げると、「Copilot for Microsoft 365」の契約ユーザーのウィンドウにだけ「Copilot」アイコンが表示される。クリックすると、文字起こしをオンにする必要があるとポップアップが出るので、「文字起こしの開始」をクリックすればいい。もし、文字起こしをオンにできないなら、Teamsの管理センターから「会議ポリシー」を開き、「トランスクリプト」をオンにする。

言語の選択画面が開くので日本語を選択して「確認」をクリックする

 会議が始まっても特にCopilotパネルには何も表示されないが、バックグラウンドでは文字起こしをしているので問題なし。まずは、遅刻して途中参加したと想定し「ここまでの会話の流れを教えてください」と入力してみた。すると、だれがどんな会話をしたのかを要約して教えてくれる。これなら、不在時にどんな話がされたのかを短時間に把握でき、後で的外れな質問をせずにすむのでありがたい。

遅刻した場合は、これまでの会話の流れを聞くことができる

何を言っているのかわからない場合は、要約してもらう

 話が長いうえ、難しい言葉を乱発して何を言っているのかわからないこともあるだろう。これまでは、そんな時もわかってますよと頷いてスルーしていたかもしれないが、Copilotがあれば「直前の●●さんの発言を簡単にまとめてください」と聞けばいい。さらっと要点を箇条書きしてくれるので、理解できるだろう。

プロンプト候補をクリックすると、アクションプランをリストアップしてくれた

 Copilotパネルにはプロンプトの候補が表示されている。「アクションアイテムリストを作成する」という項目があったので、議論後半でクリックしてみた。しばらく時間がかかったが、「キャンペーンの具体例を提案」「要件を満たす製品の選定」「実施計画を立てる」といったアクションプランを担当者付きでリストアップしてくれた。会議の最初からきちんとチェックしているようで、抜け漏れがないのには恐れ入った。

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